chapter 20 ページ21
「警察署から抜けた後に、住宅街を通って…………、あっ、思い出した」
「ほっ、本当かっ！？」
『え、マジ？思い出したの？』
名前を聞いてもどこで会ったのか思い出せない程のモブだったであろうキャラを思い出したミンギュにも驚きだったが、私が気になる事は別にある。
………バーノンは生きているんだろうか？
「えと、確か……この先の住宅街で会ったんだけど、でもその時には」
「住宅街だなっ！？分かった！先に美術館へと向かっててくれ！俺はアイツを迎えに行ってから美術館へと向かうからっ！」
『え』
「え」
「ありがとうっ！」
「あっ、ちょ………」
ミンギュの制止を振り切り何処かへと走り去って行ったジョシュアさんの背中を私達は唖然と見つめる事しかできなかった
『……い、行かせて良かったの？』
「……分かんない、話変わってるかも知んないし」
『……話が、変わってる？』
「……………」
ミンギュの発言に首を傾げるとミンギュはジョシュアさんの背中を見つめながらまた口を開いた
「ゲーム本編なら、バーノンは死んではいないけど噛まれたばかりなんだよ」
『………えっ、そ、それヤバいんじゃ、』
「うん、でもジョシュアと行動を一緒にしてから俺達ある意味、美術館までショートカット出来てるんだよね。」
『シ、ショートカット？』
え、ショートカットしてんの？いや、確かに少し思っていたよ？美術館まで辿り着くのぶっちゃけ早すぎない？ってさ。
何なら、私達はゾンビ達に未だに一発も発砲なんてしていない。
戦うはずだったゾンビは元気になったスングァンさんが倒して行ってしまったし、ジョシュアさんと一緒にいる頃から彼がゾンビを倒してくれていたのだ。………頭を吹っ飛ばしながら。
私達はその光景を唖然と見ているだけだったもんね。
「……本当なら、この美術館に辿り着くまでに寄り道しなきゃならないんだよ。下水道とか、警察署とかさ。鍵が締まってるから回り道したりしなきゃ行けなかったはずなんだよね」
『………………』
そんな言葉を聞いて顔を顰めてしまった。ジョシュアさんがいなければ私は下水道を通らなければ行けなかったのか、と。
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ノルン(プロフ) - Kさん» こんにちは！読んで頂きありがとうございます🙇♀️最近、忙しくなり始めてお話を簡単に上げれなくなってしまいましたが、気長に待って頂けると嬉しいです😭 (3月12日 6時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ほんとにほんとにノルンさんの作品が大好きで、毎日楽しみにしてます！！こんなに楽しい小説を書いてくださってありがとうございます！ (3月11日 21時) (レス) id: b54b5bae4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年3月4日 0時
