chapter 2 ページ3
『え、主人公なら、何かと色々有利なんじゃ、……モブじゃ無いんだから簡単に死ぬ事なんて無いんだよね？』
「その事、……なんだけどさ、」
『……ん？』
「俺が考えている作品ならこのゲームって派生作品なんだよ」
『は、派生作品、？』
派生作品って、既存のメイン作品からまた新しく作られる作品って事だよね？
メイン作品に出てきた主人公Aを助けたサブキャラBが主人公になる、的な感じだよね？
『そ、その派生作品が……どうしたの？』
「あの、問題は、その派生作品の難易度が高すぎる、ってのが問題なんだ、」
『な、難易度が高い……だって、？』
「お、俺達は主人公だよ、？それは間違い無い。……ただ、その主人公ってのが、………」
『………………』
「………モブキャラ、なんだよね。……感染しにくい特殊能力を持った主人公達とは違って、……良く死んで出てくる一般人達となってこの街から脱出しよう、ってゲームでさ」
『……………』
「モ、モブキャラにスポットライトを当てたゲーム、……なんだよね」
………私達は主人公。だけどその肝心な主人公がモブキャラだって？結局私達はモブキャラって事？
「普通、メイン作品の主人公達って噛まれたり引っ掻かれても感染しないだろ？……この作品の場合そうじゃ無くて、」
『……………』
「……攻撃されたら、一発で感染しちゃうっていうか………」
『……………』
「……あの、その、だから難易度がむちゃくちゃ高いって言われてて、あの、その……、うん、」
そう言って言いにくそうにしたミンギュは顔を真っ青にしながらそのまま俯いてしまった。
ちょっと待ってよ、何それ？モブキャラすぎない？せめてメイン作品の中に私達を突っ込めよ、何でそんな派生作品なんて訳のわかんない作品に突っ込んでんだよ
「……俺が、悪いんだ」
『え、』
「お、俺が多分最後にしたゲームがコレだから、多分色濃く記憶に残っちゃって、」
『は、？あ、あんた、何言って………』
「は？お、お前覚えてないの？俺達がココで目を覚ます前の事、」
『……ココで、目を覚ます、前、』
そう言われて少し戸惑ったけど深呼吸をして心を落ち着かせると段々と思い出されてきた記憶を正確に思い出せるように集中した
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ノルン(プロフ) - Kさん» こんにちは！読んで頂きありがとうございます🙇♀️最近、忙しくなり始めてお話を簡単に上げれなくなってしまいましたが、気長に待って頂けると嬉しいです😭 (3月12日 6時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ほんとにほんとにノルンさんの作品が大好きで、毎日楽しみにしてます！！こんなに楽しい小説を書いてくださってありがとうございます！ (3月11日 21時) (レス) id: b54b5bae4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年3月4日 0時
