chapter 14 ページ15
『ミ、ミンギュ……ッ！！』
私がそう声をかけると棚の奥から姿を現した男性に目を見開いてしまった
『………え、めっちゃイケメンじゃん、』
「………は？」
『あ、いや、……彼を離して下さい』
は？、と何言ってんのお前、なんて言いたげな顔をしているミンギュと私に鋭い視線を向け続ける端正な顔立ちをしている男性はその綺麗な唇を開いて話をはじめた
「……ココを通っていいなんて俺は言ってないはずだけど」
「……ウェストガンド美術館へ向かいたいので、ここを通った方が安全かと思いまして」
「……そう、なら早くココから出て行って？裏口の鍵はそこにある」
「……………」
少し疲弊した男性は持っていた銃で扉を指し示すとその場から離れようとして私達に背を向けた瞬間だった。
カチッ、
『ミ、ミンギュッ！！？』
「…………何のつもり？」
「………………」
ミンギュは端正な顔立ちをしている男性の頭に銃口を向け始めて、驚いた私はミンギュの両腕を慌てて掴んだ
コイツは何をしようとしているんだ？同士撃ちでもするつもり？
未だに男性の後頭部に銃口を突き続けるミンギュの行動に頭を混乱させているとミンギュは男性に向かって声をかけた
「……美術館へ向かわないの？」
「………………」
「さっき、放送聞いただろ？ココに残る理由は？」
「お前に関係無いだろ。さっさと行けよ」
「関係なくなんか無い、このままじゃ俺達が危険になるんだ。悪いんだけど着いてきてくんない？」
「…………はぁ？」
思い切り顔を歪めた目の前の男性はミンギュへと振り向くとミンギュはそっと突き付けていた銃を降ろした
「……俺達は、一度アンタに会う事になる。その時が来る頃には娘に噛まれたアンタは突然変異を起こしてショットガンをぶっ放してくるんだよ、勘弁して欲しいんだけど」
「………お前、何を知ってるんだ」
もう一度ミンギュへと銃口を向けた男性の勢いは凄くて私は動けなくなってしまい、とある言葉だけが頭の中を巡ってしまった。
……………娘がいるだと？こんなイケメンに？
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ノルン(プロフ) - Kさん» こんにちは！読んで頂きありがとうございます🙇♀️最近、忙しくなり始めてお話を簡単に上げれなくなってしまいましたが、気長に待って頂けると嬉しいです😭 (3月12日 6時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ほんとにほんとにノルンさんの作品が大好きで、毎日楽しみにしてます！！こんなに楽しい小説を書いてくださってありがとうございます！ (3月11日 21時) (レス) id: b54b5bae4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年3月4日 0時
