chapter 13 ページ14
『そっちは、行き止まりなの』
「い、行き止まり？」
『だ、だから行くなら……こっち、』
そう言ってもう一つある寂れた扉の方へと指差すと男性の顔はもう一つの扉の方へと顔を向けた
『韓国へ戻って、恋人と結婚するんでしょう？……こんな所で死んじゃ駄目だからね』
「…………………」
「そっか、こっちは行き止まりなんだ！そしたらあっちへと進んでみるよ！ありがとうっ！」
そう言って彼はまた違う扉の方へと走っていきドアノブを握りしめるとこちらへと振り返り笑顔で私達へと声をかけた
「俺の名前はスングァン！お互い無事に美術館へと辿り着こうぜっ！………俺は先に行ってるぜっ！遅れんなよっ！」
そう言ってキリッとした顔をしたスングァンさんはそのまま扉を開けてこの場から立ち去って行き少しした後に響く銃声はスングァンさんが生きているであろう証を残し続けて行った。
良かった、コレで彼はもしかしたら美術館へと辿り着けるかも知れない。ホッとしながら進もうとミンギュの方へと視線を向けるとミンギュは口を開いたままスングァンさんが去って行った扉へと目を向け続けている
「………え、ルート分岐してんじゃん」
『……ん？』
「え、このゲームってルート分岐ある感じ？ていうかアイツ名前あったんだ。しかも俺達が進む道から銃声聞こえたよ？ゾンビ倒してってくれてんじゃないの？」
『え、そうなの？助かったね』
「んー、？ゲームでは主人公話さないから死ぬ運命だったけど、俺達は話せるからルート分岐した感じ？どうなってんの？」
『…………もう、何でもいいじゃん。早く行こうよ』
「……あぁ、うん」
未だ納得のしてなさそうなミンギュは首を傾げながらそのまま扉へと歩いて行きそのミンギュの背中を追いかけて行くと開いた扉から見えたのは足を撃たれ倒れて動けないゾンビ達。
そんなゾンビ達を避けながら進んでいくと見えてきた赤い屋根のガンショップに次はどんなイベントが来るのだろう？そんな気持ちのままミンギュは扉を開くとすぐにミンギュの頭に突きつけられた銃口に声を失ってしまった
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ノルン(プロフ) - Kさん» こんにちは！読んで頂きありがとうございます🙇♀️最近、忙しくなり始めてお話を簡単に上げれなくなってしまいましたが、気長に待って頂けると嬉しいです😭 (3月12日 6時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ほんとにほんとにノルンさんの作品が大好きで、毎日楽しみにしてます！！こんなに楽しい小説を書いてくださってありがとうございます！ (3月11日 21時) (レス) id: b54b5bae4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年3月4日 0時
