chapter 11 ページ12
「………待って、A」
『へ、』
幸いにも、私達はゾンビに発砲する事なく進み続ける事が出来て赤い扉が見え、その先へ進もうとした時にミンギュから声が掛かった。
「先に言っとくよ」
『何、？』
「その扉開けると、ゲーム内でイベントが起きるんだ」
『………イベント、？』
ミンギュは頷くと散らばったガラクタを蹴り飛ばしながら道を開けると置いてある木の箱の上へと腰を降ろした
「……生きてる一般人がいるんだよ」
『え、？……そ、それじゃ、一緒に来て貰えば……』
「あぁ、いや、俺達と話した後出て行っちゃうんだ。で、その後に叫び声が聞こえて死んじゃうの、」
『………え、』
「で、そいつが出てった後だけど、追いかけちゃ駄目だよ？その先は行き止まりだし大したアイテムも落ちてないから。……いるのはゾンビだけ」
『……………』
「お前もまだそんな物騒なもん撃ちたくないだろ？……俺も撃ちたくないしさ、」
そう言って持っているハンドガンを揺らすと脱力して肩を落としたミンギュは少し疲れているのかも知れない。
そりゃそうだ、ゲームの世界に飛ばされていつ死ぬかも分からないような状況でずっと冷静でいられるはずなんて無いんだ。しかも自分だけじゃなくて私もいる。神経が休まないんだろう。
『……分かった、』
「……ん、じゃあ、行くか」
そう言って立ち上がると赤い扉へと進んでいきその前にピタッと止まると私を見下ろしてまた声をかける
「相手は取り乱してたはずだから、Aは何も喋らないで黙ってろ」
『うん、』
ミンギュはフーッと息を吐くと勢い良く扉を開いて中へと進んだ。
「……っ、！！だっ、！誰だっ………！！！」
「あ、えっと、……ま、待って？」
「……生き、生き残り、？」
ミンギュはすかさず両手を上げてピタッと足を止めた。
ミンギュの背後から少しだけ顔を覗かせると見えた顔は私達と同じくらいの年齢の男性で、ミンギュに向かって銃を向けている
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ノルン(プロフ) - Kさん» こんにちは！読んで頂きありがとうございます🙇♀️最近、忙しくなり始めてお話を簡単に上げれなくなってしまいましたが、気長に待って頂けると嬉しいです😭 (3月12日 6時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ほんとにほんとにノルンさんの作品が大好きで、毎日楽しみにしてます！！こんなに楽しい小説を書いてくださってありがとうございます！ (3月11日 21時) (レス) id: b54b5bae4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年3月4日 0時
