お姫様達の後日談5 (ページ6)

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これからずっとジフン君　3 OPEN ページ6

　
　
　
　
　
　
　
　
「……引越ししたら学校変わっちゃう？」

『えっ！？あっ、変わる！変わっちゃう！学校のお友達とはサヨナラしなきゃいけないっ！！』

「………お前なぁ、」

少し呆れたような声が聞こえたが気にしていられない！私はどうしても引越しするのを阻止しなきゃいけない気がする！頼むっ！！頼むからしたくないと言ってくれ、クソガキッ！！！

「……お友達と離れるのは嫌だなぁ、」

『っっ、！！そうだよねっ！嫌だよねっ！お友達と離れたくないよねぇっ！？』

「……うん、もしかして……引っ越しするの？」

『へっ！？まっさか〜！！お引越しなんてしないよぅ！リアちゃんがお友達と離れるの嫌なのにお引越しなんて強行突破をジフン君がする訳』

「するよ」

「え、」

『はっ！！？』

悲しみと絶望に染まるリアちゃんの顔と焦りと驚愕に染まる私の顔。

ジフンは私を冷めた目で一目見た後にリアちゃんへと近づいて行き頭の上に手を優しく乗せた

「心配すんな。引っ越しても学校は変わんねぇよ」

『なんっ、だ……と、』

「えっ！？本当っ！？」

「本当だよ。俺がリアの学校の事考えてない訳無いだろ？」

『……………』

言われてみればそうだ。ジフンがリアちゃんの学校の事を考えていない訳がない。しかもコイツさっきここら辺は家賃が高い、とも言っていたな、

…………校区内で家を探していやがったか、

「でも私、引っ越さなくても楽しいよ？」

「え」

『お？』

思わぬ発言に目を丸くしてしまった私達。

そんな私の顔はだんだんと喜びに満ち溢れて行き逆にだんだんと表情を無くしていくジフン。

「皆で川の字になって寝るの好きだよ？隣にはジフン君がいて、ジフン君の隣にはお姉ちゃんがいるんだもん」

『リ、リア〜〜ッ！！！お前って奴はぁ〜っ！！！』

「………………」

でかしたぞ、リアッ！！！そのままジフンに言い続けろ！奴の引っ越しをお前が止めるんだ！！

コイツは隣でアンタが寝てようがおっ始めようとする奴なんだ、私達が同部屋になったらどうなるか分かったもんじゃないっ！

頑張れっ、頑張れっ、と心の中でリアちゃんを応援しているとジフンはしゃがみ込みリアちゃんの肩に手を置いた
　
　
　
　