勇気隠して恥隠さず 3 OPEN ページ14
スングァナの家へと入った俺が目にしたのは浮かない顔をして土下座しているスングァナ、そしてその目の前を仁王立ちしているお姉さん。そんな光景に目を丸くしてしまった
『………待ってたよ、ミンギュヒョン』
「え?」
『スングァン?私は少しミンギュヒョンとお話があるから隣の部屋を借りるね?』
「………はい、」
「え?」
ポカン、としているといきなり胸倉を掴まれ来い、と発したお姉さんは俺を引き摺りながら歩き出すとスングァナの部屋へと俺を連れ込んだ
「……お、お姉さん、何て大胆な事を、」
『……あんた、スングァンに何を言ったの?』
「へ、」
『スングァンから聞いたよ?ミンギュヒョンから色んな事を教えて貰ったって』
「………………」
『………あんた毎回あんな事してんの?馬鹿じゃないの?女を殺す気か?』
「………………」
『うちのスングァンにとんでもない事吹き込んでんじゃ無いよっ!!!』
そう言われ、その後みっちりとこっぴどく叱られたのは言うまでもなかった。
勇気隠して恥隠さず Fin
『スングァンいい?ミンギュヒョンの言った事は全部でたらめだよ?信じちゃ駄目』
「え、全部嘘って事?」
『そうだよ、もう殺人行為だからね?』
「殺人行為?ヌナ嫌だったの?」
「あぁ、いや、嫌とかそんなんじゃ無くて、……』
「そうだよね?ヌナ喜んでたでしょ?」
『………よ、喜ん、』
「俺、嬉しかったよっ!」
『…………はぁ、』
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作者名:ノルン | 作成日時:2024年2月27日 21時