71 Cits ページ23
いける？どうやって？何を言ってるんだ？
不思議そうな顔をしているスンチョルさんは首を傾げながら俺達へと気になっていたであろう疑問を問いかけた
「まず、お姉さんは小学校行ってないんだよね？」
「へ？あ、……はい、アンタに学校行かせると金が勿体無い、と言われて……」
「小学校ってさぁ、義務教育じゃん？学校へ行かせるのが親の役目な訳。それを守らなかったら確か法律違反で罰せられるんじゃ無かったっけなぁ？」
「………え、」
『あっ、そっか』
「え、……へ？」
スンチョルさんへと勢い良く顔を向けたAさんは何か閃いたような顔をした後にスンチョルさんへと頷くと次はAさんが口を開いた
『そっか！お姉さんは"行きたかったのに行けなかった"！って事は完璧なネグレクトになるんだ！』
「あぁー、そうそう、それだよ、ねぐれくと！」
『もしかしたらネグレクトなんじゃ無いか？って思ってたけど、完璧なネグレクトならそれを逆手に取れば、』
「そうそう、そのお馬鹿な母ちゃんに、ねぐれくとを訴えますよ、なんて言ったら流石の母ちゃんでも口は出せないんじゃない？」
二人で納得したように話し合っているのをただただ見つめ続けている俺の肩にそっと姉ちゃんの手が乗っかり振り向くと少し不安そうな顔をしている姉ちゃんの姿。
「……ネグレクト、って……何？」
「……え、あぁ、えっと、……俺も、名称を聞いた事あるだけで、どういう意味なのかまでは、」
姉ちゃんにそう伝えると俺達の方へ向いたAさんは、ネグレクトが何なのかを説明してくれた
『ネグレクト。所謂、育児放棄だよ』
「………育児放棄、」
『確か、チャン君はヤングケアラー、って言ってたよね？ヤングケアラーは病気や障害のある家族のお世話で学校へ通えなかった子の事を言うの。』
「……ウチに病気や障害を持ってる家族なんて、」
『うん。だから、お姉さんはヤングケアラーじゃない。親の役目を果たされず親の身勝手な理由で義務教育を受ける事すら許されなかった虐待に当てはまるんだよ』
「……わ、私が……虐待されていた、？」
「……………」
そっか、姉ちゃんはヤングケアラーになるんじゃ無くて虐待に当てはまるのか、だから母さんはあんなにも姉ちゃんの事を口外するな、なんて言っていたんだ、
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ノルン(プロフ) - 小蝦さん» お読み頂きありがとうございます🙇♀️かなり長くなったのですが読んで頂き感謝です☺️これからも是非、楽しんでって下さい💋 (2月27日 17時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
小蝦(プロフ) - ノルンさん完結おめでとうございます！今回もとても面白く更新が楽しみでした！次回作も楽しみにしてます！！ (2月27日 14時) (レス) @page31 id: 1f0b770aa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年2月22日 23時
