64 Cits ページ16
現在時刻9時21分。
コレでも食べて、そう言って渡されたコンビニのパンを渡してくれたスンチョルさんの顔を見る事は出来なかった。
どうしてスンチョルさんはこんなにも普通なんだろう？昨日交わしたたくさんのキスは私の脳裏にこびりついて全く離れてくれないのに。
朝、目を覚ました時もそうだった。
初めて二人でベッドの中へと潜り体温を分け合いながら深い眠りについた私は頭を撫でられている感覚で目を覚ました。
目線を上げるとスンチョルさんは起きていて、おはよう、そう言うと昨日みたいにまた私にたくさんキスを落としたんだ。気絶なんかしていないのに。
満足したのか私から離れるとベッドから出てしまい、くぁ〜と大きな欠伸をするスンチョルさんの姿を見る事なんて出来なかった。
それなのにスンチョルさんは何もきになっていないのか普通に顔を洗って普通に私にパンを渡して普通にスーツへ着替えると、行ってくるね、そう言ってまたキスをして出て行ってしまった。
何回されたんだろう？もう数えるのも難しいほどだ。未だに渡されたパンを食べる事も出来ずにボンヤリとしながらソファの上で座っていると玄関の扉が開く音が聞こえた。
………ヤバい、お姉さんが来てしまった。何も準備していない、
パンをテーブルの上へと置いて慌てて立ち上がった瞬間、開いた扉に思わず固まってしまった
「？、どうしたの？おはよう」
『おはよう、ございます、』
寝起きのままなんて怒られる、そう思っていたのに気にしてないかのように笑顔で声をかけてくれたお姉さんに思わず拍子抜けしてしまった
「あ、まだ食べてなかったの？とりあえず先に食べちゃいな？食べたらメイクして昨日買った服を着て準備出来たら行こうか？」
『え、あ、……はい、すみません、』
「ふふっ、大丈夫だよ？気にしないで』
そう言って笑ってくれたお姉さんへ頭を下げると、お姉さんはキッチンの方へと向かっていった。
テーブルの上へと置いたパンを取り袋を破くと良い匂いが漂ったパンに齧り付いた。
………初めて食べたな、サンドイッチ。パンの間にたくさんの具材が挟まったサンドイッチは色んな味がして少し不思議な感覚になる。
緑、ピンク、赤、黄色。色んな色が挟まったサンドイッチを無我夢中で頬張っているとコップを持ったお姉さんが戻ってきた。
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ノルン(プロフ) - 小蝦さん» お読み頂きありがとうございます🙇♀️かなり長くなったのですが読んで頂き感謝です☺️これからも是非、楽しんでって下さい💋 (2月27日 17時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
小蝦(プロフ) - ノルンさん完結おめでとうございます！今回もとても面白く更新が楽しみでした！次回作も楽しみにしてます！！ (2月27日 14時) (レス) @page31 id: 1f0b770aa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年2月22日 23時
