9 Zip!! ページ10
無事に傘を購入してバス停まで向かい、最寄りのバス降り場についてバスを降りて家までの道を歩いていると朝に聞いた声が聞こえて、その声は元気よく私の名前を呼んだ
「Aさんっ！！！」
『おぉ、スングァン君じゃん。偶然だねぇ？』
「いや、ほんっとですねっ！！今日は少しコンビニに寄り道したんですっ！いやぁ、良かったぁ！コンビニに寄り道してっ！まさか、Aさんと会えるだなんて！」
そう言ってすごく嬉しそうに話すスングァン君は、きっと本当にたまたま私に会ったんだろう。
毎朝そのテンションで来てくれたらこっちも偶然なのかな？って思う事が出来るのに
『コンビニ寄ったんだ？何買ったの？』
「肉まんが食べたくなっちゃって買いましたっ！でも、目的はお弁当だったのにお弁当忘れちゃったんですよねぇ……」
『そうなの？晩御飯どうするの？』
「うーん、戸棚を漁るしか無いかなぁ？もう一度コンビニへ行くのは面倒くさいし」
そう言って少し照れたように笑いながら話す彼を見てほぼ無意識に私は彼へと問いかけてしまった
『じゃあ、うちでご飯食べる？』
「え」
…………あ、
そんな可愛い顔して話すからご飯食べさせてあげたくなっちゃったじゃん。何ていうかこの子は私の母性をくすぐらせてくるなぁ、悪い子だ。
でも、いくら私の事が好きでもさすがに家に呼ぶのはスングァン君も気まずいし遠慮しちゃうだろう。晩御飯を届けようか？と声をかけようと口を開くよりも先にスングァン君の口が先に開いていった
「……い、いいんですか？、」
『え？』
「お、お邪魔してもいいですか？……Aさんのご飯、食べたいです」
『……あぁ、うん、いいよ』
「本当にっ！？へへっ、ホントに今日はラッキーな日だなぁ」
『……………』
いやまぁ、私が誘ったからいいんだけどね？ご飯なんていくらでも食べさせてあげるよ？………でもさ、
そんな幸せそうに笑われたらさすがにタジタジになっちゃうよ、スングァン君
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノルン(プロフ) - おきょんさん» 返事遅くなりすみません🙇♀️いつも読んで頂きありがとうございます！最近更新遅いですが楽しみに待って頂けると嬉しいです🥰 (2月10日 14時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
おきょん(プロフ) - 毎回更新を楽しみに仕事頑張っています！全話楽しく面白く読まさせていただいています！無理をせずに更新頑張ってください！ (2月6日 12時) (レス) @page30 id: c8cd884924 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - しゅーまいさん» 初コメありがとうございます🙇♀️もちろん、これからも書いていきますよ！また新しいぶーちゃん話を出すのは当分先になりますが、楽しみにお待ち下さいませ😇 (2月4日 20時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーまい(プロフ) - 初コメ失礼します。ぶーちゃんの小説がとっても少ないので、大好きなノルン様が，ぶーちゃんの小説を書いてくださっているということで今とっても嬉しいです！！！！今後もぶーちゃんの小説を書いてくださると嬉しいです。更新頑張ってください！楽しみにしてます〜 (2月4日 18時) (レス) @page16 id: 49b25ea2d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ノルン
| 作成日時：2024年2月1日 21時
