25 Zip!! ページ26
とりあえず、スングァン君と話をするにはここで立ち話をする訳にもいかないよな
『……中、入れてよ』
「へ、」
『この間は私が入れたじゃん』
「あ、えと、あの、か、片付けてなくて、」
『なら待つから今すぐ片付けて』
「えっ、え？で、でも、」
『早くっ！』
「はっ、はいっ」
指を指しながら早くっ、と伝えると慌てたように返事をしてパタパタとリビングへ続く扉を開けた後は扉の向こう側から聞こえてくる物音を聞きながら玄関へと座り込んだ
……片付けていなかったって事はこの家には誰も来てなかった事になるだろう。
もしこれで実は女の子が入ってました、なんて分かったら失神してしまいそうだ。
待つ事約10分。リビングの扉が開いて振り向くとリビングの扉前で少しモジモジしながら奥へと手をやったスングァン君
「お待たせしました、………どうぞ、」
『………お邪魔します』
俯いたまま私を迎え入れたスングァン君は、気まずい思いをしているのかな？それとも私が入る事に緊張しているの？
………後者の方が嬉しいな、
中へと足を進めた私の前を歩くスングァン君は座椅子を私に向けると少し申し訳なさそうに呟いた
「……あの、ソファとか置いてなくて、………良かったらこっちに座ってください」
『………ありがと』
そう言って座椅子に腰を降ろすと目の前にはグラスが置かれていて中にはお茶が入っている。準備がいいな、
グラスに口をつけてお茶を喉へと流し込むと先に口を開いたのはスングァン君だった。
「……あの、何を話し合うつもりですか？、」
『この間の事。……私の電話聞いてたんでしょ？』
「……すみません、聞くつもりは無かったんですけど、声が聞こえて思わず耳をすませちゃって、」
『……ううん、大丈夫』
さて、スングァン君にはどこから話そうか、
きっと電話の内容は全て聞いてるよね？とりあえず勘違いって事だけでも伝えなきゃ
スングァン君へと体の向きを変えるとスングァン君は少し前のめりになって私へと声を上げた
「あのっ！気にしないで下さい！」
『………は？』
「あの日、あの、全部聞きました！でも、僕は気にしてないのでっ！」
『……気にしてない？』
「あっはいっ、Aさんが気にする事は本当、何も無いので！気を遣わないで下さい！」
『………………』
「……ちゃんと、諦めるから、」
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ノルン(プロフ) - おきょんさん» 返事遅くなりすみません🙇♀️いつも読んで頂きありがとうございます！最近更新遅いですが楽しみに待って頂けると嬉しいです🥰 (2月10日 14時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
おきょん(プロフ) - 毎回更新を楽しみに仕事頑張っています！全話楽しく面白く読まさせていただいています！無理をせずに更新頑張ってください！ (2月6日 12時) (レス) @page30 id: c8cd884924 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - しゅーまいさん» 初コメありがとうございます🙇♀️もちろん、これからも書いていきますよ！また新しいぶーちゃん話を出すのは当分先になりますが、楽しみにお待ち下さいませ😇 (2月4日 20時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーまい(プロフ) - 初コメ失礼します。ぶーちゃんの小説がとっても少ないので、大好きなノルン様が，ぶーちゃんの小説を書いてくださっているということで今とっても嬉しいです！！！！今後もぶーちゃんの小説を書いてくださると嬉しいです。更新頑張ってください！楽しみにしてます〜 (2月4日 18時) (レス) @page16 id: 49b25ea2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年2月1日 21時
