23 Zip!! ページ24
「……えっと、電話で話してるのを聞いたらしくて、」
『……電話、？』
「はい、洗濯物を取り込もうとベランダに出た時に隣から声が聞こえてきたらしくて、内容が"学生を好きになる訳ない"とか"騙されちゃって面白い"とか"もう、マジで無理"とかが、聞こえてきたらしくて」
『……随分と話を盛られたもんだなぁ、』
「え？」
『……いや、ちなみにそれを聞いた日って、』
「えっと、確か一週間位前だと思います」
『そう、』
やっぱりそうだ、スングァン君はきっと私と小エビが電話で話をしたあの日に聞いたんだろう。
隣から物音がしなかったって事は最初からベランダにいたのかな？それに気付かず私は小エビと会話してたって訳だ。
スングァン君からすれば小エビの声は聞こえず私の声だけしか聞こえていないんだから勘違いもしてしまうだろう。
『……確かにあの日は、スングァン君の話はしていたよ？でも、あの子を遊んでやろうなんて一度も思った事ない』
「…………」
『スングァン君も酷くない？勝手に勘違いして急に私の事避けちゃってさ？もうバレてるって気付いてたんだよね？だったら私に告白してくれば良かったじゃん？』
「…………」
『……そしたら、私達がこうやってすれ違う事も無かったのに、』
「………あの、お姉さん、もしかして………」
そう言った男性に少し笑いながら頷くと彼は大きく目を開いていった。
『……あんだけ全身から好きだって伝えてきて、可愛い笑顔を向けられ続けんだよ？……落ちない女いるかなぁ』
「……はっ、」
そう訳の分からない言葉を発すと彼はいきなりスングァン君の家のドアノブを握りガチャガチャと揺らし始めた
『ちょっ、ちょっと、何して……、』
「こうでもしなきゃ、アイツは出てこないっ！」
『………だ、だからって、』
その大きな体格でムキムキの筋肉でドアノブを揺らし続けると壊れてしまいそうだよ。
私の心配はガチャガチャと揺らし続けられるドアノブにしか行かず、壊れないように見届けているとガチャガチャという音の中にガチャリと家の鍵が開けられたような音が聞こえた
「うるっさいよ！！ミンギュヒョン！！近所迷惑にも程があるっ！！ドアノブ潰す気かよっ！！」
『……っ、』
久しぶりに見たスングァン君の姿を見て少し泣きそうになった。……たかだか一週間しか空いてなかったのにね？
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ノルン(プロフ) - おきょんさん» 返事遅くなりすみません🙇♀️いつも読んで頂きありがとうございます！最近更新遅いですが楽しみに待って頂けると嬉しいです🥰 (2月10日 14時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
おきょん(プロフ) - 毎回更新を楽しみに仕事頑張っています！全話楽しく面白く読まさせていただいています！無理をせずに更新頑張ってください！ (2月6日 12時) (レス) @page30 id: c8cd884924 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - しゅーまいさん» 初コメありがとうございます🙇♀️もちろん、これからも書いていきますよ！また新しいぶーちゃん話を出すのは当分先になりますが、楽しみにお待ち下さいませ😇 (2月4日 20時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーまい(プロフ) - 初コメ失礼します。ぶーちゃんの小説がとっても少ないので、大好きなノルン様が，ぶーちゃんの小説を書いてくださっているということで今とっても嬉しいです！！！！今後もぶーちゃんの小説を書いてくださると嬉しいです。更新頑張ってください！楽しみにしてます〜 (2月4日 18時) (レス) @page16 id: 49b25ea2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年2月1日 21時
