10 Zip!! ページ11
「……お、お邪魔します、」
『はーい、どうぞ』
ご飯なんて言葉を聞いて目を輝かせたスングァン君に今更辞めようとなんて言えず、成り行きで家へと招いてしまった………が、
冷蔵庫の中何も無かった気がするんだよなぁ、
家の中へと入り冷蔵庫を開けると案の定凝ったものを作れる材料なんて残っていなくて作れると言えば適当な有り合わせで作るものしか無い。
キッチンからリビングへと戻るとリビングのソファにちょこんと座ったまま微動だにせず固まっているスングァン君に笑いそうになりながら声をかけた
『緊張してるの？』
「えっ！？……あっ、」
声をかけられたスングァン君は驚いて振り返りそのまま俯いてしまうとボソリと声を発した
「……異性の家に入るのは、初めてで、」
『……え、そうなの？』
「……はい、なので少し緊張してます」
『初めての家が私で良かったの？』
笑いながらスングァン君へ聞くと私へと視線を移した後に照れながら嬉しそうに私へと笑顔を向けた
「もちろん、Aさんで良かったです。」
『ふふっ、それなら良かった。ご飯なんだけどさ？あまり材料が揃ってないんだ。適当に有り合わせで作っちゃっていい？』
「へ、あっ、もちろんですっ！ていうか、有り合わせで作れちゃうんですかっ！？」
『作れる、なんて言っても全部ぶち込んで炒めるだけだよ？そんな大層なもんは出てこないよ』
「いっ、いやっ、それでも凄いです！Aさんの料理なら適当に作っても美味しいでしょうしっ！」
彼は私のご飯を食べた事が無いのに美味しいなんて分かるんだ。試しに少し味を薄めにして作ってみる？これで美味しいなんて言われたら、この子はきっと私の作るものは全て美味しく感じるのでは無いか？
……あぁ、駄目だ。好奇心が止まらなくなる前に早くご飯を作っておかなければ
『とりあえず、ちゃちゃっと用意してくるね？それまで肉まんでも食べててよ』
「あ……はい、ありがとうございます、」
そう言って、笑えてない顔で私に笑顔を向けたスングァン君に微笑みながら頷いてキッチンへと向かった。
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ノルン(プロフ) - おきょんさん» 返事遅くなりすみません🙇♀️いつも読んで頂きありがとうございます！最近更新遅いですが楽しみに待って頂けると嬉しいです🥰 (2月10日 14時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
おきょん(プロフ) - 毎回更新を楽しみに仕事頑張っています！全話楽しく面白く読まさせていただいています！無理をせずに更新頑張ってください！ (2月6日 12時) (レス) @page30 id: c8cd884924 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - しゅーまいさん» 初コメありがとうございます🙇♀️もちろん、これからも書いていきますよ！また新しいぶーちゃん話を出すのは当分先になりますが、楽しみにお待ち下さいませ😇 (2月4日 20時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーまい(プロフ) - 初コメ失礼します。ぶーちゃんの小説がとっても少ないので、大好きなノルン様が，ぶーちゃんの小説を書いてくださっているということで今とっても嬉しいです！！！！今後もぶーちゃんの小説を書いてくださると嬉しいです。更新頑張ってください！楽しみにしてます〜 (2月4日 18時) (レス) @page16 id: 49b25ea2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年2月1日 21時
