14 elegance ページ15
「………問題当てられなかった」
授業参観で見たリアちゃんはとてもよくお勉強を頑張る良い子だった。私が少し顔を歪ませる程の良い子だった。
小学校一年生って、遊ばないの？水のりを手のひらに塗って乾かしてペリペリと剥がしていた私は何だったんだ、と思うほど授業を真剣に聞いていた。
「そういう時もあるって。ちゃんとリアが授業聞いてたのは俺らは見てたよ。なぁ？A」
『私は知ってるよ、何でリアちゃんが当てられなかったのか』
「えっ！本当！？何で！？」
『真ん中列、前から二番目のクソガキだよ』
「クソガキ言うなってば」
真ん中列、二番目のクソガキ。あいつは先生がこの問題分かる人〜？なんて聞くと飛沫を飛ばすんじゃないかという勢いで手を上に挙げて、はいっ！はいっ！なんて声を上げやがった
その勢いは別のクラスにいた当てられなければ死ぬのでは無いか？と思ったクソガキと同じような反応を取りやがったんだ。
クソガキの区別なんてつかない私は疑問に思ったんだ。
テメェは違うクラスにいたんじゃないのか？何ワープしにきてんだよ、と。
『アイツの勢いが凄すぎてリアちゃんは存在を掻き消されたんだ。現にリアちゃんはそいつを一回見たら手を下げていっちゃったでしょ？』
「だ、だって、あんな大きい声じゃ私の声は聞こえないし」
『……あんたはそれで良いわけ？」
「え？」
『あんな猿みたいに喚き散らかして鼻水すら飛ばしてしまいそうな顔した男に負けちゃダメじゃん』
「……………」
「なぁ、口悪いんだって。鼻水飛ばしそうな顔ってどんな顔だよ」
鼻から水を飛ばしそうな顔だよ、そのままだっつーの。あんなキーキー騒ぐ男に負ける女側も女側だ。一発殴って黙らせれば良かったんだよ。
下を向いて何かを考えるように黙り込んだリアちゃんを見てジフンは慌てたようにリアちゃんへ声をかけた
「……あー、ほら、次があるって、な？その時にもう少し大きい声で手を挙げればいいからさ？」
「うん、そうだよね。私、次は絶対負けない。」
「おう、その調子だ。次見にいく時は絶対頑張」
「鼻水なんかに負けないっ！！」
「……………」
『その調子だ、小娘』
「……リア？それ友達の前で言っちゃ駄目だぞ？あと、お姉ちゃんの真似は絶対しちゃ駄目」
話が分かる女…………………嫌いじゃないよ。
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ノルン(プロフ) - まし子さん» 蜜はもう少しお時間かかるので少々お待ち下さい🙇♀️ ジフン君は後日談5とValentine Dayにお話ありますので是非見てみて下さい👀 (4月23日 21時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
まし子(プロフ) - ジフン君最高でした😭💗後日談、蜜時間も楽しみに待ってます🙇🏻♀️ (4月22日 1時) (レス) id: e1c83fd516 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - ぴさん» 読んで頂きありがとうございます🙇♀️ 色々、想像膨らませて読んで貰い幸いです🥰是非後日談もお楽しみに！ (1月25日 20時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 最高でした😭😭😭ジフン目線とか、実は昔から好きだったとか、そのときの周りの反応とかもう想像膨らみました… (1月25日 12時) (レス) @page30 id: 9dcff58a0e (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - ボボ丸さん» 全部🙄 いつもありがとうございます🙇♀️ちょっとキャラぶっ潰れましたが楽しんで貰えたなら幸いです🥰 (1月23日 20時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年1月18日 23時
