ミスター戯言の名言集 (ページ10)

今日:4 hit、昨日:200 hit、合計:247,837 hit

9 Ugh! ページ10

　
　
　
　
　
　
　
　
　
目、目を瞑ろう、だと？何故だ？急に何でそんな事を…………

『い、いいんですか………？』

「君もその、ストロベリーバディーズ？とやらを押し活出来ないのも困るんだろ？もういいよ、好きにすれば？」

『strawberry⭐︎boysです！！でもありがとうございます！！』

呆れたように言った副社長に土下座して頭を床に擦り付けながらお礼を言ってまた副社長を見上げた。

『いや、副社長なら必ずお話を分かって頂けると思ってたんですよ、いつもいつも社員を大切に思っていらっしゃいますし、優しいのもこちら側は伝わっておりましたし！！』

「すごい手のひら返しだな」

『本当にありがとうございます！この御恩は一生忘れません！また副社長の部屋を担当になった時は隅々までピカピカにさせて頂きますね！

あ、あと、事務所での"無愛想王子"なんてあだ名も私が取り消しておきますのでご安心下さい！！』

「あぁ、清掃会社での俺のあだ名それなんだ」

『それではっ、本日はありがとうございました！これで失礼致しますね！』

そう素晴らしい程の笑顔を撒き散らかしながらルンルンで扉を開こうとした。……………が伸びてきた足に扉を押さえられ出る事は叶わなかった。

『え、え？』

「まだ話は終わってないんだけど」

『え？そ、そうなんですか？何でしょう、か？』

恐る恐る振り返ると目を伏せたままベッドへと歩いて行き今度は力を無くしたように座り込んだ。

『………副社長？』

「目は瞑る、けど協力して欲しい事がある、」

『は、協力ですか？』

「とりあえず、何回も悪いけどもっかい座って」

『あ、あぁ、はい。』

そう言って何回も座った椅子にもう一度腰を降ろすと副社長はまた口を開き出した。