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13 Ugh! ページ14

 
 
 
 
 
 
 
『ひ、ひ、ひ、秘書?』


「秘書」


『私が……哲学者もどきの……秘書?』


「新しいあだ名?ぶっ飛ばすよ?」




秘書なんてそんな大それた事なんて出来る訳無いじゃないか。




『私にそんな責任重大な事はできません』


「偉大なことを成し遂げる人は、常に大胆な冒険者である」


『あ、それは聞いた事ある』


「偉大な成果を上げるには大胆な行動も必要なんだよ」


『…………』


「1.5倍の給料は偉大な成果だろ」


『…………』


「だったら、大胆な行動を起こすのも必然って訳」


『少年よ、大志を抱け。ですね』


「多分、知ってる言葉を言ったんだろうけど間違ってはいないから否定は出来ないわ」







そうだよ、1.5倍は魅力的だ。やるかやらないかじゃない。





やらなければならないんだ。strawberry⭐︎boysの為に。






『分かりました、受けましょう』


「よし、なら交渉成立だ。しっかりやってくれよ?」




そう言って片手を差し出した副社長もどきに片手を差し出すとギュッと握られた。…………あ、副社長か。




『あ、あの、でも私は明日からどうすれば?』


「とりあえず、総務部からは俺が朝に内線入れておくから部長から話を聞いたら副社長室に来て」


『分かりました』


「あっ後番号教えて」


『あ、はい』




そう言って教えた番号と一緒に私の携帯にもジョンハン、と言う文字が入った。





……………副社長の番号か。高く売れそうだ。








「詳しくはまた明日に話そう、今日はもう帰っていいよ」


『分かりました、それでは失礼致します』





そう言って頭を下げると片手を上げた副社長。












明日から大変な事になりそうだなぁ。平凡な日常じゃなくなりそうだ。







そんな事を思いながら事務所へと歩いて帰っていった。
 
 
 
 

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作者名:ノルン | 作成日時:2023年12月1日 1時

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