検索窓
今日:15 hit、昨日:200 hit、合計:247,848 hit

11 Ugh! ページ12

 
 
 
 
 
 
 
「……え、それだけの理由で俺は困ってたの?頭を悩ませてたの?社員達の為に考えてたのに?」


『え、あ、まぁ、はい。そうですね』




そう言うとだんだんと雰囲気が変わっていった副社長に怖気付いてしまった。



ま、まだ猫を被ってたと言うのか?それともキレてるだけなのか?





目を見張り副社長を見つめていると、ボソッと副社長は呟いた。






「大道の側で日向ぼっこしている乞食の有する安心感はもろもろの王様が欲しても得られないものである、か。」


『は?』


「イギリスの哲学者の言葉だよ。知らない?」






誰だよ、知らねーよ。ていうか自分を王様と捉えてるの?この人





「社員はいいよな、言われた通りにやってれば給料は出るし、たかが嫉妬って理由だけで下らない嫌がらせしても咎められないんだし」


『……………』


「こっちは社長から今の内に信頼を得ておけ、なんて言われて動き回ってるっつーのに、悩んでいる事や改善点も見つけられず明日はどうするかな、って悩んでるってのに。」


『……………』


「それだけじゃ無くて、俺にはまだまだ引き継ぎもあって毎夜、充分に睡眠も取れず食事時間も削って頭働かせてるっつーのに。」


『……………』


「とんだクソ共だな。全員、総入れ替えしてやろうか」




むっちゃ怒ってらっしゃるー!!!!!!!




『あ、あの、落ち着きに落ち着きを取り戻しをなさって下さい(?)総入れ替えなんてしてしまったら、もう会社もろとも全てが』


「しねーよ、馬鹿じゃねーの」


『あ、すみません』




冷や汗ダラダラだ。何て面倒くさい事になってしまったんだ。




ていうか私の爽やかイケメン副社長のイメージガタ落ちだよ。




そんな事を思いながら、ピキッと固まっているとこちらを見て鼻で笑った。
 
 
 
 
 

12 Ugh!→←10 Ugh!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (326 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
994人がお気に入り
設定タグ:SEVENTEEN , ジョンハン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ノルン | 作成日時:2023年12月1日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。