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『あ……まぁ、大学一緒でしたし!一緒に飲んだりする事もあったので……』
「ははっ、まぁそりゃそうだよな。でも今日はアイツのおかげで売り上げも良かったし、寝かしててやるか」
『えぇ、ズルいなぁ……』
「お前もスニョン程しこたま飲んで寝たら閉め作業サボれるよ」
『あー……遠慮しときま〜す』
私がそう言うと楽しそうに笑った後、パソコンをいじりだしたスンチョルさんは事務作業を始めるみたいだ。
私はお店の掃除や洗い物、外の看板や照明を消して30分程で終わらせるとスンチョルさんに声をかけた
『スンチョルさん、終わりました!』
「んー、ありがとう。俺もすぐ終わるし皆で帰るかー、Aは先に着替えておいで」
『はい!』
そう言われてバックヤードへ行き着替えを済ませ店のホールへ戻るとスンチョルさんがスニョンを叩きながら起こしている所だった
「おい、起きろって」
「………………」
「はぁ……」
困った様子のスンチョルさんへ近付いた
『どうしたんですか?』
「あー、起きないんだよ。こいつ酒癖悪かったのな」
『あぁ〜……』
「んー、どうすっかな?こいつ置いても行けないし……」
『………………』
そんなスンチョルさんの様子を見て腹を括った。
しゃあない。やるか。4年振りだし弱点は変わってるかも知れないが。
『私が起こしますよ』
「え?でも叩いても起きないよ?」
『そんくらいじゃ起きないですよ』
「…………そ?」
スニョンに近寄り手を伸ばした。
そのまま首筋を少し過ぎ耳の後ろ側を親指でなぞった。
スニョンはこれをされるのが大好きなのと同時に弱点であると当時の行為中に知ったものだった。
そしてどれだけ叩いても起きないスニョンには寝ている時によくなぞってやった。驚いて飛び上がるからそれも面白かった。
行為中の時はよく後ろをなぞって、だなんて甘えた声を出してよく首筋に顔を埋めて来た。
…………そんな少し懐かしい記憶が頭をよぎった。
もう、克服して弱点では無くなってるかも知れない、そう思ったが今でも弱い場所は健在のようだった。
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ノルン(プロフ) - ゆんさん» 初めまして!コメントありがとうございます🙇♀️素敵なお話だと思って貰える事が作者として本当に力になり励みになります😭もっと愛して貰えるよう頑張りますね!次も是非是非お楽しみ下さい😊 (11月22日 0時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 犬こそ正義さん» 舞いと如くから引き続きまたまたありがとうございます🥰全作品読んで頂いてたのですね!本当に嬉しいです😇またスニョン沼に浸かって貰えれるようまだまだ頑張りますねっ!ホランヘッ🐯 (11月22日 0時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - はじめまして。ノルンさんの素敵なお話どれも楽しく読ませていただいています。次のお話も楽しみにしてます! (11月21日 23時) (レス) @page48 id: 74ad00435c (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - 私も全部読んでます!!本当に惹き込まれるお話で最高です..!!これからも応援しています♥️ホランへ~🐯💗 (11月21日 23時) (レス) @page48 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - ぐぅゆぅさん» え!全部ですか!?むちゃくちゃ嬉しいです😭本当にありがとうございます🙇♀️もっと楽しんで頂けるように今後とも頑張りますので末永くよろしくお願いしますね🥰 (11月18日 21時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノルン | 作成日時:2023年11月17日 23時