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「………ね、気付いてる？」
『……え、』
「テーブル」
『テ、テーブル？』
「俺の分、とAの分………と後一つ。」
『………っ』
「この後一つが自分の分なら出さないだろ？しかもこのグラス汗かいてるからついさっき、かな？入れたの」
『あ、あ………の、』
「入れたの？スニョンを、中に」
目が泳いでしまった。スニョンがここに来てる事も中に入れてる事もバレてるなんて。
『あ、あの……ごめんな、さい』
「中に入れた事？それは別に構わないよ」
『……………』
「俺が気になるのは、何があったの？ってだけ」
『な、にが………』
「……………」
何を話せばいい？どこまで話せばいい？嫌な思いするんじゃないか？私は振られるんじゃないか？捨てられる？
目が泳いだままの呼吸が少し早くなった私にスンチョルさんは体を向き直し私を抱き寄せると背中をさすりながら優しい声で声をかけてくれた
「大丈夫だよ？」
『……へ、』
「大丈夫だから、全部聞かせて？何があったか』
『ぜ、全部………』
「……知ってるよ？付き合ってたのも。スニョンがまだAを引きずってるのも」
『え、あ、何、で………』
驚いて目を開いてスンチョルさんを見つめるとスンチョルさんは困ったように笑った
「………俺の気持ちに気付くと軽く牽制されたからさ。俺も一緒に牽制したけど」
『え………』
二人でそんな事………
「………告白、されたの？」
『そ、れはもう……断りました』
「…………そっか」
『………はい』
「じゃあ、どうして泣いたの？」
『………………』
「大丈夫、話して」
そう優しく声をかけ続けるスンチョルさんに耐えきれず口を開いてしまった
『キ、キスを………』
「………え？」
『…………………』
「え、されたの？」
『ごめんなさい………』
「………あぁ、そか」
『……………』
顔を上げられずにいた。激しい罪悪感に胸が苦しくなっていると優しく名前を呼ばれた。
顔を上げるとそのまま近付いてきたスンチョルさんに動けずに固まっているとそのまま唇が合わさった。
優しく押し当てたその唇からは大丈夫だよ、と伝えられているようで彼の首に腕を回すと一度離れた後にもう一度重なった。
上書きするように何度も合わさる口付けに私は抵抗もせず彼に身を任せ続けた
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ノルン(プロフ) - ゆんさん» 初めまして！コメントありがとうございます🙇♀️素敵なお話だと思って貰える事が作者として本当に力になり励みになります😭もっと愛して貰えるよう頑張りますね！次も是非是非お楽しみ下さい😊 (11月22日 0時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 犬こそ正義さん» 舞いと如くから引き続きまたまたありがとうございます🥰全作品読んで頂いてたのですね！本当に嬉しいです😇またスニョン沼に浸かって貰えれるようまだまだ頑張りますねっ！ホランヘッ🐯 (11月22日 0時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - はじめまして。ノルンさんの素敵なお話どれも楽しく読ませていただいています。次のお話も楽しみにしてます！ (11月21日 23時) (レス) @page48 id: 74ad00435c (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - 私も全部読んでます！！本当に惹き込まれるお話で最高です..！！これからも応援しています♥️ホランへ~🐯💗 (11月21日 23時) (レス) @page48 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - ぐぅゆぅさん» え！全部ですか！？むちゃくちゃ嬉しいです😭本当にありがとうございます🙇♀️もっと楽しんで頂けるように今後とも頑張りますので末永くよろしくお願いしますね🥰 (11月18日 21時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルン
| 作成日時：2023年11月17日 23時
