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14 betray ページ15

 
 
 
 
 
 
"そういえば、オーナーも従業員に作ったりするの?"


「あぁ、あっちの男の子はまだですけどAには良く作りますよ」


"へぇ〜!じゃあ、オーナーは何を作るの?"


「え……そうだなぁ、う〜ん………」


そう言って少し考えだしたスンチョルさんに何で考えるんだろう、なんて思いながらいつもくれるカクテルの名前を出した


『どうして考えるんですか?いつもプッシーキャットくれるじゃないですか』


「あ、おま…………」


"はぁ!?プッシーキャット!?"


そう言ってジハンさんは目を丸くして私とスンチョルさんを交互に視線を飛ばした


"え、やだぁ……そんな感じ?"


「あぁ、違いますって。可愛い仔猫ちゃん、の方ですよ」


"あぁ、そっち……いや、そっちも中々大胆だと思うけど……"


「今、手懐け中なんですよ」


そう言って私の顎をまた猫みたいに触ったスンチョルさんに照れてしまい辞めて下さい、と手を押し返すとジハンさんが声を上げた


"あ、プッシーキャットの日も近いって感じ?"


「もう辞めましょうよ、それ」


そう困ったように笑ったスンチョルさん。





確かスンチョルさんは昨日言っていた。プッシーキャットにはもう一つ意味があるって。


きっとその事を話しているんだろう。



『でも、私スンチョルさんが入れてくれるプッシーキャット好きですよ?』


"わぁ、どうしよう……すごく大胆に聞こえる。"


「………お前もう話すなよ」


『す、すみません……?』




プッシーキャットからの話題は逸れてジハンさんの仕事の愚痴や彼女さんとの話を聞いたりしていた。



ジハンさんは帰っていき、その後もチラホラ来るお客さんに対応していると昨日と同じような時間にお客さんは皆引いていってしまった。



「んー、ちょっと早いけど閉めちゃうか」


『いいんですか?』


「うん、その代わり、俺アフターあるから出てくるわ。スニョンに閉め作業教えてて?」



そう言って私にお店の鍵を渡すとスンチョルさんは着替えてそのままお店から出て行ってしまった。
 
 
 
 

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ノルン(プロフ) - ゆんさん» 初めまして!コメントありがとうございます🙇‍♀️素敵なお話だと思って貰える事が作者として本当に力になり励みになります😭もっと愛して貰えるよう頑張りますね!次も是非是非お楽しみ下さい😊 (11月22日 0時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 犬こそ正義さん» 舞いと如くから引き続きまたまたありがとうございます🥰全作品読んで頂いてたのですね!本当に嬉しいです😇またスニョン沼に浸かって貰えれるようまだまだ頑張りますねっ!ホランヘッ🐯 (11月22日 0時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - はじめまして。ノルンさんの素敵なお話どれも楽しく読ませていただいています。次のお話も楽しみにしてます! (11月21日 23時) (レス) @page48 id: 74ad00435c (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - 私も全部読んでます!!本当に惹き込まれるお話で最高です..!!これからも応援しています♥️ホランへ~🐯💗 (11月21日 23時) (レス) @page48 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - ぐぅゆぅさん» え!全部ですか!?むちゃくちゃ嬉しいです😭本当にありがとうございます🙇‍♀️もっと楽しんで頂けるように今後とも頑張りますので末永くよろしくお願いしますね🥰 (11月18日 21時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ノルン | 作成日時:2023年11月17日 23時

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