百七十九話 ページ31
Aside
切島くんと兄さんが一緒になって壁を壊すとやはり、先があった。
そして流れ込む空気。
絶え間なく歪み続けている。やはり、予想通りだった。
緑「気を付けてください！！
この地下、生き迷宮になってます！ここまでされたら……あたしの個性でも掌握しきれません！」
道がどんどん変わりだす。
壊理ちゃんの居場所は弾のお陰で辛うじて分かるが……。それ以外はなんとも。
フ「てことはさっきの推測！！」
緑「多分、当たりました！
本部長、入中！ここで無理矢理にでも足止めをするつもりでしょう！」
急がなければならないのに。
どんどん進んでいってしまう。
あたしのワープなら少しずつでも進めるはずだ。行くべきか。
行っても、あたしが救えるのだろうか。
小さな、女の子を。
このブーストは大分規模がでかい、あたしに使われたやつと似ている。
とすると……敵と死穢八斎會はやはり強力関係か？ブースト系は闇でよく出回っている。
だが、それらはここまでじゃあない筈だ。
ヤバイ。
ヤバすぎる。
フ「何に化けるか注意しとったが……まさかの¨地下¨。こんなん相当身体に負担かかるはずやで……イレイザー、消せへんのや！？」
相「本体が見えないとどうにも……。」
イレイザーはそう言う個性。
大丈夫なのだろうか。プロなのは分かっている。でも、この個性…バレたら狙われるだろう。確実に。
嫌だな。
ついつい、じっと見てしまって目が合いかけてすぐに顔をそらす。
こんな生活が続いていた。
最近じゃあまともに目を合わすとすぐに顔が赤くなってしまう気がして。
想いを隠すって決めたのに今すぐにでも気づかれる気がしてなら無い。隠し事、あたしには向いてない気がする。
今まで、隠すような相手もまともにいなかったしなぁ。
どうしよう。
天「道を作り変えられ続けたら…目的まで辿り着けない……。その間に向こうはいくらでも逃げ道を用意できる。
即時に対応、判断…あぁダメだ……もう……女の子を救い出すどころか俺たちも…。」
先輩ってつくづく、暗く考えるんだ。
どんどん沈んでいってしまう。
こう言うときは何て言えば正解になるんだ？
通「環！！そうはならないし、お前はサンイーターだ！！」
そう、通形先輩が肩を叩いた。
この人、やっぱり明るい人。
嗚呼…サーが認めるのもよく分かる。なのにあたしは……。
いつまで経っても変われなくて……。
何でサーはあたしを呼んだのだろうか。
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ミナミ(プロフ) - 今井 明希さん» ありがとうございます！続編もこれからもよろしくお願いいたします！ (2020年2月12日 22時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
今井 明希(プロフ) - 面白いです！最新がんばってください！ (2020年2月12日 0時) (レス) id: d714c1a6ae (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - 読んでくださってありがとうございます！背景ちょっといつも考えていたので気づいてもらえて嬉しかったです！これからも頑張るので宜しくお願いします！ (2020年1月29日 22時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
メガネザル - 面白くて一気に読んじゃいました！ 更新頑張ってください！応援しています(*´▽｀*) (2020年1月28日 22時) (レス) id: 7074a2782f (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ - 続編応援してます！これからも頑張ってください。毎回、後ろの背景?が変わって何かワクワクしてます(語彙力がない) (2020年1月28日 21時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
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