百三話 ページ5
引子side
今日の家庭訪問で、寮へ行くことが二人とも決まった。しょうがないことだ。
出久も望んでいたことだし…。
Aのことをその時、漸く思い出した。オールマイトがAのことも話した。
あの子を守りきれなくてすみませんでした。と。でも、私にはあの子はもうどうしよう出来なかった。
年々、あの子の個性は強くなっていって……。
私たち家族とあの子は別々になっていった。私は母親なのに……。
Aのことを覚えてすらいられない。
病院で何週間も入院しなければならないほど大変なことになっているのに……一度もお見舞いに行ったことがない。
A、ごめんなさい。
やっぱり、私たちはもうどうしようもならないくらいに壊れてしまっていて………きっと、修復不可能な程になっていて……。
私にまだAを愛する資格があるのか、正直言って分からない。
愛する自信が、そもそもあるのかも……。
あの子の全てを受け入れられるのか、あの子をちゃんと見てあげられるのか。
ちゃんと母親になれるのか……。
光己さんに電話をした。
どうしようもならなくなって、涙が溢れてきてしまった。光己さんはよく相談にのってくれていたから。
何かとAを見てくれている。
本当の母親の私よりも、ずっとAの母親らしい。そうだったらきっとAも幸せだろうに……。
引「あの子を……産まない方が………良かったのよ……。
私が母親じゃない方が……。
あの子の為には……その方がいいわ。
私なんかが母親じゃない方がAにとっては幸せよ………。あの子をちゃんと見てやれない………。もう、何年……も……。
私なんかが母親で、あの子もきっと迷惑して………。」
光「…そんなことないわよ！
だって、引子さん、今もAちゃんの心配ばかりでしょう？
大丈夫よ……。
それだけ、ちゃんとAちゃんのこと愛してるって事よ……。Aちゃんも、引子さんがお母さんであることを望んでいるわよ。
そりゃ、子供としては寂しいかもしれないけど……Aちゃんならきっと分かってくれる……。
いつかちゃんと向き合って話したら、きっと大丈夫よ……」
そう言ってくれた。
私でいいのだろうか。
答えはまだ、分からない。
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ゆゆ - だ、誰落ちになるんだろう...() (2020年1月27日 19時) (
レス) id: 307b6a2115 (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - 田中さん» バブルガールの台詞でしょうか？そこならば確認したところミリオンと呼ばれていました。その他の呼ばれ方もサーはミリオですし間違いはないと思うのですが…間違ってたらほんとすみません。場所も教えていただけると有り難いです。 (2020年1月23日 21時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
田中 - ミリオ先輩のヒーローネームは私の記憶違いでなければルミリオンではありませんでしたか？ (2020年1月22日 22時) (レス) id: 8a90152d92 (このIDを非表示/違反報告)
彼雨(プロフ) - 私は思った…もしや禁断の恋来るパティーン！？ (2020年1月13日 21時) (レス) id: 1d3d5b016f (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - ななさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！これからもよろしくお願い致します！ (2020年1月11日 20時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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