百二十三話 ページ25
Aside
蛙「Aちゃん、通ったのね。
A組は全員通ったわよ。」
緑「…そうなんだね。
よかったよ。皆通ることができて。」
蛙「けろけろ。そうね。
Aちゃん、やっぱり一番最初に通ったのかしら。速かったわね。」
緑「……まぁね。
個性との、相性が良かっただけだよ。あたしなんかより、八百万さんとかの方がよっぽど凄いよ。」
梅雨、ちゃんに起こされた。
結構マジで寝てたからかなり助かった。寝過ごした、なんて洒落にならない。
蛙「そんなことないわよ。
ヤオモモちゃんも確かに凄いけど、AちゃんはAちゃんで凄いわ。
私たち、何度も助けられてるもの。
そんなに自分を卑下しちゃダメよ。」
緑「…ありがとう。」
すると、モニターがついた。
100人、揃っているから次の説明になるのだろうか。
目「えー、100人の皆さん、これをご覧ください。」
緑「…フィールド？」
まさか、これでなんかしろとか？
どうすればいいんだろう。
すると、どんどん爆発していった。何やってんだ。そんなことしていいのかよ。
目「次の試験でラストになります！
皆さんにはこれからこの被災現場でバイスタンダーとして救助演習をしてもらいます。」
話を聞くと、どうやらそこでどれだけ救助ができるのか試されるらしい。
どれだけ多くの人を助けられるのか。
それらが計算され、得点化され基準値を越えていれば合格。
救助役の人は救助のプロ、HUC。
HELP US COMPANY。略してHUCの方々。
あたしの個性で出来ることは？
救助の必要な人の位置を正確に知ることができる。個性を上手く駆使すれば、その場にいなくとも助けることができる。
この個性で出来ることは多い。
でも、救助するなら……安心させないと。
笑う、笑わないと。
笑って、大丈夫だって言うことが一番安心できると思う。
笑う、笑うって……どうやるんだっけ。
どうやって笑顔を作るんだっけ。
……そういえば、あたし……母さんにああ言われた日から笑ったっけ。
笑い方を忘れた？
笑わないといけないのに。笑えないなんて、落ちちゃう。
どうすれば……。
……そうだ。
………笑えないなら作ればいい。
あたしの個性で自分の顔を笑ってる笑顔に作り替える。必要なときだけ。
そうすれば、いい。
急な応急処置的なことになるけれど、無いよりマシだ。
トイレで少し練習をした。上手く行きそうだった。
あたしは、偽る。
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ゆゆ - だ、誰落ちになるんだろう...() (2020年1月27日 19時) (
レス) id: 307b6a2115 (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - 田中さん» バブルガールの台詞でしょうか？そこならば確認したところミリオンと呼ばれていました。その他の呼ばれ方もサーはミリオですし間違いはないと思うのですが…間違ってたらほんとすみません。場所も教えていただけると有り難いです。 (2020年1月23日 21時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
田中 - ミリオ先輩のヒーローネームは私の記憶違いでなければルミリオンではありませんでしたか？ (2020年1月22日 22時) (レス) id: 8a90152d92 (このIDを非表示/違反報告)
彼雨(プロフ) - 私は思った…もしや禁断の恋来るパティーン！？ (2020年1月13日 21時) (レス) id: 1d3d5b016f (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - ななさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！これからもよろしくお願い致します！ (2020年1月11日 20時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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