百十話 ページ12
Aside
蛙「Aちゃん、私たち、もうお友達でしょう？私だけAちゃんと呼ぶのは悲しいわ。なんだか。
梅雨ちゃん、と呼んで。馴れないのなら少しずつでいいわ。
Aちゃんが人のこと、苦手に思っているのは分かっているわ。」
蛙吹さんはそう言った。
蛙吹さんは鋭い。あたしがあんまりクラスの人と話さない理由をなんとなく分かっていてくれたんだ。
それが、どこか嬉しかった。
緑「…ありがとう。
……梅…雨、ちゃん。」
蛙「どういたしまして。」
芦「二人ともーっ！
早くおいでよ！すっごい気持ちいいよ！温度も丁度いい感じだし！」
蛙「今行くわ。
Aちゃん、行きましょう。」
緑「うん。」
お風呂に向かうと、もう皆入っていた。
楽しみだったのか、すごく早いな。
あたしは、梅雨…ちゃんと、一緒に体を洗ってお風呂に入った。
あたしには今日、初めて女の子の友達が出来た。
人使とはまた違う。
そう言えば、人使と話せてないな。あたし、最近色々あったしそれに、携帯とか持ってないから、休みの日に会おうとかにもならないしなぁ。
今度、会えたらいいな。
会いに行くのはまだちょっとハードルが高い。もう少ししてから。
もう少ししたらきっと大丈夫になるような気がした。
今日のお風呂の時間だけ、昨日の母さんの言葉を思い出さずにすんだ。
お風呂から上がって脱衣所に行くと、皆は髪を乾かしたりしていた。
あたしは服を着て(勿論雄英ジャージ)唯一買ったタオルを首にかけていた。
乾かすのは面倒。と言うか、個性でやればいいから、待ってる間ゆっくり乾かそう。
取り敢えず、皆と出た方がいいよね。
蛙「あら、Aちゃん、風邪引くわよ。」
緑「…大丈夫。
個性で乾かすから。」
蛙「そうなの。
Aちゃん、くせっけなのね。」
緑「まぁ、ね。
はねやすいってだけでぐるぐる兄さんみたいな感じじゃあ無いんだけど。」
そう答えるともう皆はやり終わったのか、出るところだった。
こちらに向かって手を降っている。
芦「おーい、二人とも上がるよ！」
葉「もう夜ご飯になっちゃうよ！」
あたしたちは急いで皆のところに向かった。皆、待っていてくれた。
今までそんなこと無かったから、不思議だった。
何で待っているんだろう。
待っていてメリットは無い。友達でも無いのに。どうして？
つくづく、他人ってのはよく分からない。
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ゆゆ - だ、誰落ちになるんだろう...() (2020年1月27日 19時) (
レス) id: 307b6a2115 (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - 田中さん» バブルガールの台詞でしょうか？そこならば確認したところミリオンと呼ばれていました。その他の呼ばれ方もサーはミリオですし間違いはないと思うのですが…間違ってたらほんとすみません。場所も教えていただけると有り難いです。 (2020年1月23日 21時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
田中 - ミリオ先輩のヒーローネームは私の記憶違いでなければルミリオンではありませんでしたか？ (2020年1月22日 22時) (レス) id: 8a90152d92 (このIDを非表示/違反報告)
彼雨(プロフ) - 私は思った…もしや禁断の恋来るパティーン！？ (2020年1月13日 21時) (レス) id: 1d3d5b016f (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - ななさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！これからもよろしくお願い致します！ (2020年1月11日 20時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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