九十八話 ページ50
爆豪side
緑「…ゲホッ………ガハッ…」
爆「おい、A！！
切島ぁ！！救急車！！」
切「今やってるとこだ！！
あ、すんません！！神野にいるんですけど、友達が血ぃ吐いてて！」
飯「不味いぞ……」
出「A！」
Aのさっきまで開いていた目は閉じられていて、服は血まみれだった。
かなりの量を吐いたみたいだった。
緑「…ごめ……服、汚した………」
爆「んなこたぁどうでもいいんだよ！！
おい、A！！
絶対死ぬなよ！今、救急車呼んでるからな！それまで、絶対死ぬなよ！
助けてやるからな！！」
どうすればいい？！
このままじゃあもしかしたら救急車も間に合わねぇかも知れねぇ。
切「バクゴォ！！
救急車、ここまで来れねぇって！急がねぇといけねぇのにここまで人がいるから！
飯田の個性で直接運ぶか？」
飯「それしか方法がないのなら……！
しかし、ここは公共の場だ…！さっきのはまだ致し方ないにせよ、ここには沢山の人がいる！万が一のことがあれば！」
切「だよなぁ！
でも、どうすれば……このままじゃあ、緑谷、死ぬぞ！」
爆「おい、切島ぁ！
救急車、来れるところまで来てもらえ！そこまで運ぶ！こうしてる間に、こいつが弱ってくんだろうが！！
速くしろ！」
切「お、おう！！」
飯「時間がない！
走りながら行くぞ！すいません、通してください！怪我人がいるんです！」
なんとか人を掻き分けながら進んでいった。
途中まで来てもらった救急車までかなりの距離があるが仕方ねぇ。
一番いい方法がこれだ。
個性で運ぶとAの負担がでけぇ。こっちの方がずっといい。
早くしねぇと。
俺はこいつを、守るって決めた……！あの日、初めてこいつが俺の前で泣いた日！
ぜってぇ、泣かせねぇって守るって決めた！A、死ぬなよ！
俺は、お前が……。
お前の事が、ずっと前から……きっと、あの日から……。
Aが服を握った気がした。
俺は、Aを抱きしめた。柄じゃねぇが。
それしか、震えるAを安心させる方法が思い付かなかったからだ。
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すぐる - 50話の「応用が利く」のところが「応用が聞く」になっています。細かくてすいません🥳 (2023年1月12日 0時) (
レス) @page2 id: a8ac25d13a (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴,,, - この作品のおかげでサーを推しはじめた (2022年12月27日 1時) (レス) @page4 id: e85af83036 (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 轟の成長みたいな感じですか？ 母が言っていたセリフも似ていますよね！ (2022年7月28日 20時) (レス) @page20 id: 279e5ec09b (このIDを非表示/違反報告)
たむたむ - ミリオの個性は通過じゃなくて透過だよ (2021年10月11日 22時) (レス) @page2 id: 124affbb66 (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - 脱線脱出tomorrow さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします (2019年12月11日 4時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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