七十七話 ページ29
Aside
暖かい事を感じて、目を開けた。
目を開けた場所は、サーの事務所で窓から見えた感じ大分日が昇っているようだった。
と、考えた瞬間、飛び起きた。
学校の事を思い出したからだった。飛び起きた影響か、少しばかり頭痛がした。
バ「あ！
気が付いた？まだそんなに動かない方がいいですよ。まだそんなに体温戻ってきて無いですからね。
サー！」
その人……バブルガールさんはサーを呼びに行った。サーのサイドキックだから、一応知ってはいた。
センチピーダーさんもいた。
面識は無いけれど。
サ「…気が付いたようで何よりだ。
起き上がれていられるようなら、何か食べた方がいい。お粥を作ったが食べるか？」
緑「……いただきます。
あの、サー。ありがとうございました。バブルガールさんにセンチピーダーさんも。」
バ「いえいえ！
あ、制服の方は洗濯して干してあるからね。服は私のを一応着せたから。
鞄の中の教科書は一応、乾かしておきました。まぁ、そんなに濡れてませんでしたけどね。」
セ「サーが見つけましたから。
そんなにお礼を言われるような事ではありませんよ。では、これからパトロールなので。」
サ「嗚呼、学校の方には連絡を入れておいた。今日は休んだ方がいいだろう。
体の方は大丈夫か？少しでも違和感があれば病院に行った方がいいだろう。」
そう言い、サーはお粥を渡してくれた。
学校の方に連絡は行ったらしい。
何しろ、携帯を持っていないものだから、どうやって連絡すればいいのかわからなかった。
ここは家では無いわけだし。
緑「大丈夫です。
特に、変なところもないので。」
サ「そうか。
だが…まだ体温は通常よりも数度低い。30度過ぎと言ったところだろう。
学校にはある程度戻ってから行くべきだな。学校で個性を使うだろうし、雄英だ。
冷房はバッチリ効いていることだろう。」
と言われた。
幸い、明日は休みだし問題は無いだろう。サーが作ったお粥を一口食べると凄く美味しかった。
いつも思うけれど、この人ってほんとに何でも出来るんだな。
と、感心した。
あのまま、死ぬのかと思った。
命拾いをしたって訳だ。運が良かった。後、数分見付けて貰うのが遅かったら、今頃は御陀仏だったかもしれない。
サーはあたしを見つけてくれた。
助けてくれた。見捨てなかった。
その事実が、凄く、凄く嬉しくて…今助かっていることよりも嬉しいとすら感じる。
昨日の事は今だけ忘れる事にした。
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すぐる - 50話の「応用が利く」のところが「応用が聞く」になっています。細かくてすいません🥳 (2023年1月12日 0時) (
レス) @page2 id: a8ac25d13a (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴,,, - この作品のおかげでサーを推しはじめた (2022年12月27日 1時) (レス) @page4 id: e85af83036 (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 轟の成長みたいな感じですか？ 母が言っていたセリフも似ていますよね！ (2022年7月28日 20時) (レス) @page20 id: 279e5ec09b (このIDを非表示/違反報告)
たむたむ - ミリオの個性は通過じゃなくて透過だよ (2021年10月11日 22時) (レス) @page2 id: 124affbb66 (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - 脱線脱出tomorrow さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします (2019年12月11日 4時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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