七十二話 ページ24
Aside
試験が終わった。
みんな、凄く疲れているようで殆どの人がリカバリーガールの治癒を受けていた。
でも、落ちた人もいるようでその人たちは随分と落ち込んでいるようだった。
爆「おい、A。
一緒に帰るぞ。」
緑「…っ！かっちゃん。
怪我は大丈夫なの…？……よかったね、オールマイトに勝てて。」
急に話し掛けられたものだから驚いた。
かっちゃんの方はそれに大分イラついているようだけれど気にしない。←
爆「…ったく……。
かっちゃんかっちゃん言うなや。もう幼稚園児じゃねぇんだ。」
緑「…え、じゃ……じゃあ、なんて呼べばいいの？」
爆「……勝己。」
緑「…へ………？」
爆「だから！名前で呼べってんだよ！
分かったか！」
緑「分かった。
勝己、ね。」
そう言うと、かっちゃん…勝己は顔を直ぐに背けた。一体どうしたのかな。
耳が赤い気がする。
緑「…照れてる？」
爆「ンな訳ねぇよ！
おら、とっとと帰るぞ！！」
その時、今日はバイトを入れていたのを思い出した。駅までになる。
緑「…今日は、バイト…あるから。
駅まででいい？」
爆「ｯﾁ…何でもいいから早く行くぞ！！」
そう言うと勝己は歩き始めた。
オールマイトに勝てた事が嬉しいのか、いつもよりも怖くない気がした。
あ、でもあの方法でしか勝てなかったってキレてた気もするな。なら、どうして気分がいいんだろう。
あたし、何かしたっけ。
何にも心当たりとかないや。まぁ、いいか。怒ってる訳じゃあないし。
寧ろ、気分いいみたいだし。
そう思いながら後をついていった。今日のバイトは皿洗いとかの雑用。
お金ためないと林間合宿にいけないから。
林間合宿って行く費用もかかるし、荷物の方でも大分お金を使う。
ましてや、あたしは今までそう言うの持って無かったからかなり買わないと。
まぁ、殆どがリサイクルショップのものになるだろうけどな。
勝己と帰る帰り道は、気まずい感じが多かったのに、居心地が良かった。
こんな日がずっと続けばいいのに、なんて事も密かに思った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 831人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すぐる - 50話の「応用が利く」のところが「応用が聞く」になっています。細かくてすいません🥳 (2023年1月12日 0時) (
レス) @page2 id: a8ac25d13a (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴,,, - この作品のおかげでサーを推しはじめた (2022年12月27日 1時) (レス) @page4 id: e85af83036 (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 轟の成長みたいな感じですか？ 母が言っていたセリフも似ていますよね！ (2022年7月28日 20時) (レス) @page20 id: 279e5ec09b (このIDを非表示/違反報告)
たむたむ - ミリオの個性は通過じゃなくて透過だよ (2021年10月11日 22時) (レス) @page2 id: 124affbb66 (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - 脱線脱出tomorrow さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします (2019年12月11日 4時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
