五十話 ページ2
Aside
サ「そこに座るといい。」
通された部屋は兄さんの部屋のようにオールマイトグッズが並べられていた。
そこにあったソファに座らせて貰い、お茶を出してもらった。
サ「君とは確か、体育祭以来だろう。
君を職場体験に呼んだのは、君の個性がうちのインターンを受けている通形ミリオと似ていたからだ。
ミリオの個性は通過。
君の個性は紹介されはしていなかったが見る限り、君はミリオと同じことが出来る。
仕組みは違えど、だがな。
そして、私の個性は予知。
ミリオを予知したように君も予知させてもらった。
詳しくは言えないがな。
君の個性はまだ応用が聞く。
私から見ていれば、今の個性の使い方では勿体無いようにしか見えない。
これからの職場体験の間に、ミリオに一切気付かれないようにしてミリオの動きを観察し続けるんだ。
その上で気付いたことを最終日に言い、そして私の合格を得られたら……。
第二段階に進む。
君はミリオを越える可能性がある。だから、私は君を指名した。
取り敢えずだが、今後の説明は以上だ。
聞きたいことはあるか。」
緑「…通形先輩ってどんな人なんですか？
私が、その人を見て個性の応用を考えるんですよね。」
サ「ハッキリ言うと君とは真逆だな。
明るいし、煩い。
嗚呼、言い忘れていたがこの事務所はユーモアを心掛けている。
急には無理だろうし、まだそこまでは期待していないがそう言うこともやっていく。
元気とユーモアのない世の中には明るい未来はやってこない。
君にはこれが最も大きな課題になるだろうが、君ならば大丈夫だろう。
期待している。」
元気とユーモア……。
あたしとは縁遠いものだった。四歳のあの日から、笑うことも無かった。
期待してもらっている。
それに答えたい。この人に、ついていきたい。あたしを選んでくれた人。
母さんの事はまだ、引っ掛かるけど、今は期待に応えて、頑張っていこう。
いつか、母さんの耳にアリアが届くその日まで。
この人は信用ができる人だきっと。
人を信じるのは怖い。でも、この人を信じてついていきたい。
この人はちゃんとはあたしを見てくれている。
先生のように。
だから、きっと大丈夫だ。
そんなに早くは無理かもしれないけれど、この人の、サーナイトアイの期待に添えるように頑張ろう。
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すぐる - 50話の「応用が利く」のところが「応用が聞く」になっています。細かくてすいません🥳 (2023年1月12日 0時) (
レス) @page2 id: a8ac25d13a (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴,,, - この作品のおかげでサーを推しはじめた (2022年12月27日 1時) (レス) @page4 id: e85af83036 (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 轟の成長みたいな感じですか？ 母が言っていたセリフも似ていますよね！ (2022年7月28日 20時) (レス) @page20 id: 279e5ec09b (このIDを非表示/違反報告)
たむたむ - ミリオの個性は通過じゃなくて透過だよ (2021年10月11日 22時) (レス) @page2 id: 124affbb66 (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - 脱線脱出tomorrow さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします (2019年12月11日 4時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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