二百三十七話。 ページ38
Aside
その瞬間に先輩は地面へと消えた。
その様子をしっかりと見て、思いきり高く、できる限り遠くへ飛ぶ。元居た場所からかなりの距離を取って着地をすると通形先輩が現れた。
なるほど。そういう感じの原理か。
「うわあ、もしかしてくる場所がわかってたのかな？」
「Aやば…。」
「どうやったんでしょうか。」
皆からそんな声が聞こえてくる。しっかり見ればたぶん誰にでもできることなんだけどなあ。
そう思いながらまた潜ったのを見て今度は移動しないことを選び、そして出てくる瞬間を狙う。すると背中がチリっと、焼け付くように察知して振り向きざまにけった。
かすったけど、それだけ。
そう感じて迷わず次の足を動かし、重心を下へ。
そして地面すれすれに足首を狙った。
しかしこれは見切られたのか避けられた。
「はは！！君が初めてだよ、初見で見破ったのは！」
「ほめてもらえて光栄です。」
そのまま走り出す。狙うは足。
狙ったところがすでに透過の範囲内ということに気づいたらそのまま踏みつけた。そしたら地面に消えてしまったけれど。
こちらに来る攻撃は大体よけられた。
ま、食らったとしてもすぐに治るしダメージにはならないけれど。
「じゃあ、やっぱり君には小細工は通じないかな！！」
そう言われ一撃でこちらを気絶させようとしてくる。
でもそんなの問題はない。攻撃を受けたけれど最初から超回復したら痛みすらも反映されはしない。もちろん、傷一つつくことはない。
受け止めた後そのままカウンターを狙ったが透過された。
ううん、面倒だな。
でも当たるときに当てないと。
そう思って今度は殴ってくる腕を受け止めずにそのまま殴った。すると今度は当たった。
内心笑いながらも冷静に次の手を打つけれどその時止められた。
「やめ。終わらないだろ。」
「ちぇ、いいところだったのに。」
「ははは！ちょっとヒヤッとしたね！」
そう笑っている。
空気感はなんだか異様だった。
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猫(プロフ) - 凄く面白いです！！更新されるたびワクワクしていました(*´ ꒳ `*) (2022年1月23日 0時) (
レス) @page14 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
hgf、jhさいこうでs - 最高です‼️何回も読み直しています！続きが楽しみです。。。ああ、早く夢主ちゃんを救って欲しい。。。 (2022年1月21日 20時) (レス) @page13 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
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