二百三十話。 ページ31
Aside
「はい、これでどうですか？ほかに痛むところはありますか？」
「いえ！ありがとうございます！」
何十人目かの治療をしているときまた爆発のような音がした。
敵が襲ってきたんだろう元からそういう設定だったし、そういうことをさせてきてもおかしくはないよなあ。でも、これじゃあここが危険だ。
「すみません敵との距離が近いのでいったん離れます！
歩ける方はヒーローの後ろについて行ってください！歩けない方はヒーローが運ばせていただきます！
ヒーローは南に案内してください！そこに二つ目の救護所を用意してもらっているので！歩いて十分ほどです！手が空いている人は倒壊の危険が無いか、敵が来ないか見回ってください！」
「エル、そんなことも用意していたんですか？」
「念のため、というか…ここが埋まってしまったとき用だったんだけどね。」
近くにいる人を一斉に治してしまって、それから歩いて二つ目の救護所を目指す。
すると建物が倒壊しかけて崩れてくるところがあった。そこをちょうど人が通っている。それを見つけた瞬間に走り出した。距離的には間に合うはず。
「危ない！！」
鉄線銃を建物に引っ掛けて巻き上げ、その反動で体を浮かび上がらせる。
崩れてくるがれきを思いきり蹴り上げた。
超回復でちゃんと固めておいたから怪我もしていないし、痛みもない。
地面に降りてちょうど真下にいる人に声をかける。
「けがはないですか？」
「は、はい！！ありがとうございます！！」
そう言ってものすごく頭を下げられる。
それを制しながら先を促してようやっともう一つの救護所にたどり着いた。敵の方はだいぶ距離を取れて安心する。
「じゃあ、怪我をしている方はこちらに！通信系の個性のある方、いましたら救護所の変更を伝えてください！！」
そう声をかけ怪我をしている人を見る。
重症の人はだいぶ運び終わているのか、軽症の人が何人かいる程度だった。
それからも敵に注意しながら救護を続けて試験は終わった。
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猫(プロフ) - 凄く面白いです！！更新されるたびワクワクしていました(*´ ꒳ `*) (2022年1月23日 0時) (
レス) @page14 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
hgf、jhさいこうでs - 最高です‼️何回も読み直しています！続きが楽しみです。。。ああ、早く夢主ちゃんを救って欲しい。。。 (2022年1月21日 20時) (レス) @page13 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
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