二百二話。 ページ3
Aside
誰が来たかなんて、気配だけでわかった。相澤先生だ。どうしたのだろう。
そう思って急いで扉を開けた。
相澤先生はいつもよりも厳しい顔をしていて、眉間にシワがこれでもかと言うほど寄っている。
何かあったんだろう。
でも何だかは全くわからない。心当たりもない。
「ちょっといいか。」
「はい。荷ほどきも終わってますし。」
何かしただろうか。
そうやって思い出そうとするけれど何も思いつかない。こういうのは怒られるのがセオリーなんだろうなぁ。
学校ってそういうものなんだろう。
でも、生憎学校にまともに来ているのは雄英高校だけだ。
他の例というものがわからないしそういえば親以外に叱られるという経験もない。
親からのアレが叱るという行為だったかどうかは別として。
相澤先生について行って、寮を出た。なんだかずっと無言でこの前とは随分雰囲気が違う。何かしたのかな、と思いながらそっとスピリットの個性を使って心を見た。
スピリットの個性は精神に関する物になる。
相手がなんと思っているのかがぼんやりとわかって、その気になれば思っていることを変えられる。
その気になれば、どんなことを考えているかはっきりとわかる。
そんな細かくなくてもいいと思って、ぼんやりとしたイメージを見てみた。
疑念のような、そんなものが見て取れた。何かを願っているようにも見て取れる。パッとしないな、わからないや。
そう思っていると、すぐに校舎の方についた。ここになんの用があるのだろう。
今は夏休み。
それに別に話ならここでなくてもいいだろう。
校舎に入るように言われ、トコトコとついていって中に入ると、校長室に通された。
いつぞやぶりか、中はあまり変わっていない。オールマイトもいてちょっと嫌だった。これは、個性を使う準備でもしておいたほうがいいかな。
別に使わなくても演技は得意だから騙せると思うけど。
昔からその訓練もやっていた。
そういう訓練にスピリットのあの個性は酷く便利だったものだから。
割と緊迫していて焦る。
やっぱり何かしでかしたのだろう。ここまで来ると何かの拍子に敵であることがばれたのかな？
でもいつそんなことになったんだ。
ボロだけは出さないようにしてる。
発言だって十分気をつけている。
「やぁ！久しぶりだね！
単刀直入に聞くよ、君はオール・フォー・ワンと面識があるのかい？」
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猫(プロフ) - 凄く面白いです！！更新されるたびワクワクしていました(*´ ꒳ `*) (2022年1月23日 0時) (
レス) @page14 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
hgf、jhさいこうでs - 最高です‼️何回も読み直しています！続きが楽しみです。。。ああ、早く夢主ちゃんを救って欲しい。。。 (2022年1月21日 20時) (レス) @page13 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
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