二百十七話。 ページ18
Aside
「Aちゃん！
えへへ、一緒に寮にもどろー！私も今終わったんよ！」
そう言ってお茶子ちゃんがかけよってきた。
疲れているのか少しだけ顔色が悪いけれど、その声色はそんなことを感じさせない。
流石だなぁ、と思う。
まぁ、私もバレないように振る舞うけれど。でも、それは並大抵のことではないことを私はよくわかっているから。
当たり前のようにそうすることを選ぶことがすごいと思う。
「いいよー！！ねね、今日は何したの？」
「必殺技頑張ったの！
上手くできなかったところもあるけど発見もあって面白かったんよ！Aちゃんは？」
ニコニコとしながらお茶子ちゃんはそう言った。
花が舞っているような笑顔で、濁りのない姿が羨ましいと感じた。私の持っていないもの。
きっと、永遠に手に入らないもの。
「必殺技の方はあんまし、進まなかったかなぁ。感覚つかむの難しくって。」
「ほぇ、Aちゃんでも手こずることあるんやねぇ。」
物珍しそうにお茶子ちゃんはそういった。
まぁ確かに、この学校に入ってからは色んなことがトントン拍子に進んでいった。学業でも実技でも特に困ることはなかった。
そりゃあ、意外に見えるのかもしれない。
「そんな、何でもかんでもできるわけじゃないんだから！あ、あと、５日後にテストもやるんだよねぇ。」
「へ？
５日後って仮免やけど…？」
「へ？」
そういえば数えていなかった。
あれ、仮免でどうやってテストをやるんだ？実技に筆記もあるよな？はえ？？
「…確認してみる！」
「そやね！！」
うん、確認することは大切。
とりあえず今のところはそんなこと忘れてよ。２つが同じ日なんて考えたくないしやりたくない。
出来ないわけじゃないけどなんだかやだ。
それからありふれた話をお茶子ちゃんとしながら部屋に戻っていった。
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猫(プロフ) - 凄く面白いです！！更新されるたびワクワクしていました(*´ ꒳ `*) (2022年1月23日 0時) (
レス) @page14 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
hgf、jhさいこうでs - 最高です‼️何回も読み直しています！続きが楽しみです。。。ああ、早く夢主ちゃんを救って欲しい。。。 (2022年1月21日 20時) (レス) @page13 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
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