二百四十六話。 ページ47
Aside
「青山くん、あなたの個性、体と合ってないって聞いたんだ。先天性のもので使うとお腹が痛くなっちゃうんだってね。」
「ああ、ベルトをしないと、レーザーが漏れちゃうんだよ☆」
必死に取り繕おうとしてるけど、やっぱりいつもとテンションが違う。
私は何に怒っているのだろう。
「誤解しないでほしいのは、私は怒ってるわけじゃないんだよ。君を突き出すつもりもない。
ただ、事実の確認がしたいだけ。」
「う、うん。」
「だから、どうか正直に話してほしいの。」
嘘なんて見破れてしまうけれど。
わたしもずっと、彼らを騙しているけれど。それでも、すべてを棚に上げてそう言った。
青山くんは目を見開いて、それでも静かにうなずいた。
たぶん、ずっと覚悟はしていたんだろうな。
「あなたの個性は、本当にあなたの個性なの？」
出久くんのところで掘っていた文字。
それから、最初から違和感があった。青山くんが使っている個性を私が使ってもなんともなかった異常はなかったのだ。普通、個性のコピーはコピーした個性の人間による。
つまるところ、体質も一緒に持ち合わせてしまうもの。
コピーしたときはそんなこと知らなかったから何も気にせずにコピーしたけれど、よく考えればものすごく変なことだったのに。
青山くんの個性をコピーしたときに、彼と同じ体質も持ち合わせないとおかしいのだ。
「……いいや、僕のじゃない。」
「…そう。」
「でも、誰のかも、知らない。」
苦しげな顔で彼はそう言った。
そうだろうな、と思う。オール・フォー・ワンのストックの中から不要なもので、それでも便利なものを与えられたんだろう。
そういう男だというのは理解している。
「だから、内通者なのね。」
調べればわかることだ。
きっと、彼の個性は一度無個性と登録されてしばらくして今の個性を登録されているんだろう。
少しして、青山くんは答えた。
「ああ。」
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猫(プロフ) - 凄く面白いです！！更新されるたびワクワクしていました(*´ ꒳ `*) (2022年1月23日 0時) (
レス) @page14 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
hgf、jhさいこうでs - 最高です‼️何回も読み直しています！続きが楽しみです。。。ああ、早く夢主ちゃんを救って欲しい。。。 (2022年1月21日 20時) (レス) @page13 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
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