二百三十九話。 ページ40
Aside
それから話が終わって、皆思い思いに考えているようだった。
実績のあるところって、ミルコさんのところはダメなのかな。ミルコさんはすごい人だし、女性でナンバーワンって聞いたし。
ミルコさんじゃない人は、嫌、だし。
ミルコさんがだめだったら諦めるしかないよな。仕方がないことだ。そう思って部屋の中にある電話番号の髪を探すために部屋を漁った。
それからでてきた紙を使って電話をさっそく掛けた。
「もしもし、エルか！」
「お久しぶりです、ミルコさん！」
元気そうな声にトーンが上がる。
ミルコさんは優しい人だ。この人も裏切るのかと思うと息苦しくなる。それもこれも、全部陽太が生きるため。私のほしい、これから先の未来のため。
だから、と言ってもやっていいことでは、ないんだけれどね。
「今日はどうしたんだ？」
「ミルコさん、インターンってやりますか？
できたら、ミルコさんのところでインターンやりたくって。」
「インターンか！」
元気そうな声が返ってくる。
ミルコさんとのインターン、きっと楽しいだろうな。行けたら、いいんだけれど。だめじゃないかな。
「ちょうど誘おうと思ってたところだ！
仮免はとれたんだな！」
「はい、無事に。仮免のときのお話もしたいです！」
「ははは、じゃあインターンでその話を聞こう！インターンじゃ前回と違っていろんなことができるしな！
前回よりも移動距離も増えるから覚悟しとけよ！」
「はい！ありがとうございます！」
どうやら無事に行けそうだ。
それにホッとして、電話を切った。これでインターンの心配はしなくてよさそうだし、また知名度も上げることができるだろうな。
このインターンの期間でどれだけ頑張るかが、この先につながる。
もうすぐ陽太も病院から退院ができるようになる。もうすぐ、この日々が終わりを告げる。その前に。
私は私の、リアリストの役目を果たさなきゃいけない。
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猫(プロフ) - 凄く面白いです！！更新されるたびワクワクしていました(*´ ꒳ `*) (2022年1月23日 0時) (
レス) @page14 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
hgf、jhさいこうでs - 最高です‼️何回も読み直しています！続きが楽しみです。。。ああ、早く夢主ちゃんを救って欲しい。。。 (2022年1月21日 20時) (レス) @page13 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
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