五十五話。 ページ6
玄弥side
「Aは話ができるような状態ではないんだよ。
弱って、今は眠っている。」
お館様の説明の後、Aさんの部屋に入った。柱の人は言葉を失っていた。
なんとか、食べてくださるようにはなったけれど。
Aさんは痩せ細っていて、髪は白くなってしまった。昔の面影など、どこにもない。
兄ちゃんは固まっていた。
「…だ、あれ？」
しばらくすると、Aさんが起きた。
起き上がり周りをみて、第一にそう言った。知らない人が多かったからだろう。
「…あ、不死川さん。
玄弥くんに、カナヲちゃん。何をしているの？ここはどこ？」
「よもや！！
いったい、どう言うことですかお館様！」
「Aは鬼殺隊のことも何もかもを忘れてしまったそうだ。
何も、覚えていない。
実弥と玄弥、カナヲに後藤は面識があったから覚えているけれどね。」
「Aさん、ここはお屋敷です。
Aさんが昔お世話になっていたお方のお家です。」
Aさんはポカンとしている。
こんなにたくさんの人がいるのはまだあまりなかったから。
驚いているんだと思う。
「あんたのっせいでぇ！！！」
叫び声と共にAさんに刃が向けられていた。とっさに反応しようとするも、間に合わない。
Aさんは動かず、目が見開かれていた。
白い髪が揺れ、その刃が頚を掠めようとしていた。甘い香の匂いが鼻についた。
刃を振るっている女は、狂ったような顔をしていて心底怒り狂っているようだった。理解ができなかった。
何故、こいつが怒るのか。
怒るべきなのはこいつじゃない。この女じゃないんだ。本来は。
本来なら、Aさんが怒るべきなんだ。
その時、寸前で刀が弾かれていた。
その衝撃で女はつんのめって、Aさんの上に倒れ混んでいた。
それをみて、急いでAさんの上から動かした。
Aさんは目を見開いて、しばらく固まっていた。
ずっと考えていた事態が起こったようだった。
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モブ好きだわ - あ、名前変えてしまいました！言うの忘れててすみません！ (2021年4月29日 18時) (
レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
モブ好きだわ - ミナミさん» そうなんですか！ 教えてくださってありがとうございました！だからかぁ…ﾎｪｰ他の読者さまは有難いですねぇ…でも良かったです！作者様がそのコメントが気になって作品書くのを止めなくて! (2021年4月29日 18時) (レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - ダークファンタジーマジおもろさん» 読んでくださりありがとうございます！1の方ではですね、少し厄介な方があらわれまして…ストーリーについて言われたりだとか、他の読者の方が止めてくださったんですけど止まらなくて。トラブルの元となるために消させていただきした。返信遅れてすみません。 (2021年3月24日 18時) (レス) id: f5a254d1c8 (このIDを非表示/違反報告)
ダークファンタジーマジおもろ - あと何で1のコメント欄削除したんですか？ﾋﾟｴﾝ 理由教えて欲しいです汗 (2021年3月21日 20時) (レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
ダークファンタジーマジおもろ - 完結してよかったです!!!最後はハッピーエンドでよかったです!!!私今3DSで見てるので文字数があまりわからないのでここら辺で終わらしときます!!!今までありがとうございました!!! (2021年3月21日 20時) (レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
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