六十二話。 ページ13
Aside
それから、たくさんの人が謝りに来てくれた。別にいいといっても頭下げてくれた。
しのぶちゃんは隣にいて、痩せすぎだと少しだけ怒って、これからはちゃんと食べるように言われた。
言われなくてもそのつもりではあったけれど、どうにも上手くいかないもので、すぐに元のようには戻らなさそうだった。
後藤は、良かったよと笑ってくれた。
「…それでいいなら、いいんだ。
本当に、良かったよ。」
「…ごめんね、迷惑かけて。」
「いいんだよ、迷惑なんか他人にかけてなんぼだからな。それに、俺はお前の兄貴みたいなもんだろ。
多少の迷惑やら我が儘やらは聞いてやらねぇとな。」
茶化すような茶番を久しぶりに聞いた気がする。面白ぶっているように言っていたけれど、目は真っ赤だった。
そこを言ったら怒られそうだし、言わないけれど。
それでも、迷惑をかけてしまったしせめて出来るだけ早く元ように戻りたい。
刀はもう握らなくてもいいのだから、ゆっくりでいいと再三色んな人に言われるけれど。
「カナヲちゃんも玄弥も喜んでたよ。
後できてくれるって鴉を寄越したから、もうじき来るかもしれないな。
秋谷の方は、捕まったらしい。
さっきお館様から鴉が届いたんだ。まぁ別に、俺としちゃあもう、あいつは散々な目に遭っているから気にしてないんだけどな。
フラれてその上実家からも縁切られたらしいよ。」
「そうなの？」
「なんでも、男捨てて縁談断って鬼殺隊に入ったらしい。しかも縁談断った理由が一目惚れしたから。」
そうなのか。
ぶれないな、なんて思いながらもあの子はあの子で好きになった人に一途なだけだったのかもしれない。
行動がおかしかっただけで。
嫌いだけど、哀れだとは思う。悲しい人だなって。
「罪は認めてるけど、柱の面々がかなりキレてるから、ただでは帰されねぇだろうな。」
後藤がそういって、お見舞いにもらった花を活け終わった。
そのとき、戸が叩かれて誰か訪ねてきた。誰なのだろうか。ふと、一人の顔が思い浮かんだけど、頭の中で消しておいた。
「…よぉ。」
来た人は予想通りだったけれど。
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モブ好きだわ - あ、名前変えてしまいました！言うの忘れててすみません！ (2021年4月29日 18時) (
レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
モブ好きだわ - ミナミさん» そうなんですか！ 教えてくださってありがとうございました！だからかぁ…ﾎｪｰ他の読者さまは有難いですねぇ…でも良かったです！作者様がそのコメントが気になって作品書くのを止めなくて! (2021年4月29日 18時) (レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - ダークファンタジーマジおもろさん» 読んでくださりありがとうございます！1の方ではですね、少し厄介な方があらわれまして…ストーリーについて言われたりだとか、他の読者の方が止めてくださったんですけど止まらなくて。トラブルの元となるために消させていただきした。返信遅れてすみません。 (2021年3月24日 18時) (レス) id: f5a254d1c8 (このIDを非表示/違反報告)
ダークファンタジーマジおもろ - あと何で1のコメント欄削除したんですか？ﾋﾟｴﾝ 理由教えて欲しいです汗 (2021年3月21日 20時) (レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
ダークファンタジーマジおもろ - 完結してよかったです!!!最後はハッピーエンドでよかったです!!!私今3DSで見てるので文字数があまりわからないのでここら辺で終わらしときます!!!今までありがとうございました!!! (2021年3月21日 20時) (レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
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