二十八話。 ページ29
Aside
教室に着くと委員長とやらを決めるらしく皆が大声で盛り上がった。
正直微塵も興味なんてなかったが、取り敢えず愛想笑いをしながら頷いておいた。何より委員長が何なのかもよく理解していない。
「山岸さんは委員長やりたくはないのですか？」
手を挙げなかった私に不思議そうに八百万さんが聞いてきた。
まぁ、みんながやりたがってることをやろうとしないのはちょっとおかしかったか。そう感じて次はやめとこうと思い直す。
「名字で呼ばれるの慣れてないから、下の名前で読んでほしいな！」
「はい！わかりました！私のこともそう呼んでくださいな！」
「うん、おっけ！
委員長…は、あんまし、中学でもやんなかったし…ヒーロー科って忙しいからそういうことにちゃんと集中できないと思うんだよね。」
取り敢えず面倒くさそう、と思いながらそう言葉を続ける。
百ちゃんはもっともそうな答えに納得してくれたみたいで頷いてくれた。
「そうですね…これからまたいつテストがあるかもわかりませんし…早計に決めるべきことではありませんね。」
「あは、そこまで考えたわけでもないけど、そういう感じかな！
これ結局投票形式？」
「そのようですわね、紙が配られてきましたわ。」
そう言われ、百ちゃんから紙を受け取る。
取り敢えず一番やりたそうな人に投票しておいた。当たり外れなさそうだし。
でも、何故か出久くんが選ばれてた。なんとなく意外で驚いて、でもちょっと周りを見たらなんとなくこの数日でそれだけ慕われてる、というのはわかった。
たぶん、彼はオールマイトみたいになる。
その時に私は彼の前にどんな姿でいるんだろう。
想像して、そんな自分が気持ち悪くて忘れたふりをした。
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とまと - 4話のアイスの話，買ってが勝手になってるような？私の間違いでしたら申し訳ありません🙇♀️ とっても面白いです！ありがとうございます！ (8月7日 12時) (
レス) @page5 id: 3865ce0038 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - ここで終わりなんですか!?!?やばいちょー気になるんですけど!? (5月11日 19時) (レス) id: a3782054c4 (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - 夏みかんさん» 教えていただきありがとうございます…！現在運営様に問い合わせているところです。結果のほどは少々お待ちください。 (2022年10月24日 8時) (レス) id: 6614ae932f (このIDを非表示/違反報告)
夏みかん(プロフ) - いつも更新を楽しみにしています。削除された作品ですがこちら https://uranai.nosv.org/revive.php からや問い合わせなどで復元できないでしょうか？ (2022年10月24日 1時) (レス) id: 3fe706e418 (このIDを非表示/違反報告)
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