四十六話 ページ48
Aside
モ「なんでサンドバッグのあんたが！
あんたがここの特待生で！！体育祭でも優勝してんだよ！あたしらの方が上なのに！
あんたさえ……あんたさえいなけりゃあ、あたしだって第二回戦に進めたんだよ！！」
モ「あんたのせいで愛美は落ちたんだ！
この漬けを払ってもらわないと、ねぇ！！！」
バキッ
個性を使って殴られた。
身体にパンチがのめり込み、酷い吐き気が込み上げる。まさか、いるとは思わなかった。
普通科にいたなんて。
迂闊だった。浮かれてたんだ。こうなる可能性は考えていたのに。
痛い。
緑「……グッ、ガハッ、」
モ「…おい、逃げんな！」
三人に囲まれていて、これ以上絡まれるとどうなるか、分かったもんじゃない。
だから、隙をついて必死に逃げた。
幸い、やられたことと言えば、蹴られ、殴られで火傷もしていなかったから何とか逃げることが出来た。
走った。
それでも、しつこく追ってきた。後ろを振り返るのも怖かった。
走っていて、痛みが酷くなった。
当たり前だ。あれだけ殴られて蹴られたんだから。多分、足は挫いてるし身体中痣だらけになっているだろう。
個性を使う体力は残ってなんかいなかった。
すると、足にロープが巻き付いた。と、思うと足を引っ張られそのまま転けた。
緑「…うわっ、っつ！！」
モ「ちょこまかしてんじゃねぇよ！
速く其処の空き教室にでも入って絞めよう。」
モ「そうだね。
手も縛った方がいい？」
モ「縛っておこう。
さっきみたいに逃げたら面倒くさいしね。中学んときより酷くしてやるからな。
覚悟しろよ。」
緑「…は……離してッ！」
腕をとられ、そのまま隣の空き教室に無理矢理引き摺られた。
そう言えば、こいつらの一人はロープを出す個性を持っているんだっけ。
もうだめだ。逃げられない。
モ「時間がもうないよ。
さっさとやっちゃおう。先生に見つかったらヤバイしね。」
モ「そうだね。」
モ「じゃあ、私が押さえとくから、どんどんやっていいよ。」
緑「…いゃっ……離せ！」
モ「ちょっとうるさいんだけど！
黙れよ！！」
ドカッ
緑「…ぅッ！ゲホッ……」
モ「口も猿ぐつわして黙らせちゃおう。」
口に猿ぐつわを嵌められ、手も縛られて叫ぶことも身動きもとれなくなった。
もうだめだ。
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ミナミ(プロフ) - 読んでくださり、ありがとうございます！変更してみました！後の作品でもそう言うものがあればご指摘ください。ご意見ありがとうございました！ (2020年2月16日 23時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - あ、アンチではなく、意見です。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - こちらをご覧ください。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - http://www.sousakuchannel.com/archives/12204492.html (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - 内容はとても面白いです！ですが、とても読みづらいです。何でもかんでも漢字にすればいいと言うわけではありません。もう少し読みやすくしていただきたいです。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
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