四十三話 ページ45
Aside
相「と言うのも、先日話した『プロからのドラフト指名』と関係してくる。
指名が本格化するのは経験を積み、即戦力と見なされる２、３年から。
つまり、今回来た指名は将来に対する興味に近い。
それまでにその興味が削がれたら、一方的にキャンセルなんてよくある。」
峰「大人は勝手だ！」
透「いただいた指名が、そのまま自分へのハードルになるんですね！」
相「そ。
んで、その集計結果がこれだ。」
ずらっと現れたのは、集計結果がランキング形式で並べられたものだった。
結構白黒ついたな。
あたしは…予想通り。
こんな個性で、指名が来るわけがない。来たとしても忘れられているのが関の山。
そう思って上になかったものだから下を見た。
すると、一つだけ指名が来ていた。
上「だー、白黒ついた！」
青「見る目ないよね、プロ。」
相「今回は特に二人に注目がいった。Aは個性が個性だから気にすることはない。
プロが馬鹿なだけだ。」
誰なんだろう。
あたしに指名を入れてくれた人。たった一人あたしを見ていてくれた人。覚えてくれていた人。
もう暫くたったから忘れられていると思って指名は来ないと思っていたのに。
嬉しい。
たった一人からの指名であっても、あたしにとっては大きな事だった。
上を見てみると、轟君が一番指名が多くて、その次がかっちゃんだった。
しかも二人ともダントツだ。
凄いな。少しだけ、羨ましいような気もするけれどあたしは…此だけでいいや。
蛙「緑谷ちゃん、あんなに凄かったのにね。」
麗「ほんまよ！
最後の決勝戦とか、瞬きするのも忘れるぐらいやったよ！気にすることないって！」
緑「ぇっと、ありがとう。
予想は、してたから。」
そうぎこちなく返した。
みんなからして、あたしは只、兄さんの妹と言う認識でしか無いんだろうな。
何時か、きっと母さんのように忘れられる。
だから、人付き合いは好きじゃない。
個性で付き合えないことが多いけれど希に、仲良くなることがあった。
ほんの数日だったけれど。
その子も、あたしを忘れていったから終わったんだ。その関係は。
だから、人と付き合わないようにしている。
いつか来る別れが怖いから。
みんなも忘れていく。
だから、あたしはこれでいい。
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ミナミ(プロフ) - 読んでくださり、ありがとうございます！変更してみました！後の作品でもそう言うものがあればご指摘ください。ご意見ありがとうございました！ (2020年2月16日 23時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - あ、アンチではなく、意見です。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - こちらをご覧ください。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - http://www.sousakuchannel.com/archives/12204492.html (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - 内容はとても面白いです！ですが、とても読みづらいです。何でもかんでも漢字にすればいいと言うわけではありません。もう少し読みやすくしていただきたいです。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
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