三十九話 ページ41
Aside
？「……君は特待生の子か。
次の試合も期待している。」
緑「へっ…ぇ、ありがとうございます。」
そう言うとスーツを着た男の人は立ち去っていった。物凄いインテリ系の人だなぁ、と思った。
雄英にいると言うことは、あの人もヒーローだったりするのだろうか。
眼鏡かけて、頭を七三分けにしてガチガチに固められていた。
いい人なんだろうな、と思いながらあたしは控え室の方に向かった。
それから、飯田君と常闇君の二人と戦い、無事に勝利すると次はかっちゃんとの決勝戦と言うことになった。
轟君は兄さんとの試合から勢いが落ちているように見える。尤も、あたしは兄さんと轟君の試合は見ていないけれど。
それでかっちゃんが手加減されたと思って怒ってたな。
それでも、轟君はスッキリとした顔をしていたからよかったんじゃあないのかな。
マ「ついに迎えた決勝戦！
緑谷A！VS爆豪勝己！」
合図と共に、かっちゃんは先手必勝と言わんばかりに駆け出し、爆破しようとして来た。
それを避け、空気を弾丸のようにしてかっちゃんを吹き飛ばした。が、ギリギリのところでかっちゃんは爆破し、場外にはならなかった。
マ「おぉっ！
両者一歩も譲らない！今まで圧倒的な勝利を納めてきた緑谷は流石に苦戦しているのか！？」
爆「おいっ！
本気を出せや！」
そう、かっちゃんが叫んだ。
かっちゃんは見抜いていたんだ。あたしが兄さんに遠慮して勝つために個性は使うけれど最小限に抑えていることに。
あたしは兄さんからあるべき幸せを奪った。
だから、幸せになってはいけないんだ。なれない。
兄さんが個性を発現させたのは喜ぶべきことなのに喜べないあたしは……いけないのかな。
だって兄さんは…双子のあたしにも言わないで、ずっと黙っててずっと、騙していたんだ。
勝ちたい。認められたい。
でも、あたしはそへを許されるの？
そうしたとして、なんの意味もなさなかったらどうすればいいの？
その時、兄さんに今度こそ本当に嫌われてしまったらあたし……あの家にいられない。
今度こそ母さんに棄てられる。
普通の幸せを願うこともあたしはいけないの？
愛されていないあたしは……ヒーローを目指していていいの？なりたいと思ったこともないのに。
確かに、昔はそんな夢も見ていた気がするけれど……。
爆「おいっ！こっち見ろや！」
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ミナミ(プロフ) - 読んでくださり、ありがとうございます！変更してみました！後の作品でもそう言うものがあればご指摘ください。ご意見ありがとうございました！ (2020年2月16日 23時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - あ、アンチではなく、意見です。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - こちらをご覧ください。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - http://www.sousakuchannel.com/archives/12204492.html (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - 内容はとても面白いです！ですが、とても読みづらいです。何でもかんでも漢字にすればいいと言うわけではありません。もう少し読みやすくしていただきたいです。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
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