三十七話 ページ39
Aside
席に行くと、丁度一番最初の一回戦が始まるところだった。
少し見えにくかったので違うところに行こうと移動することにした。せっかく、兄さんと人使の試合なんだから、確り見たかった。
マ「緑谷どうした！？」
ステージを見ると兄さんが硬直していた。どうやらこの試合は勝負あったみたい。
ああなったってことは、挑発とかに乗っちゃったのかな。確か、尾白君が警告していた気がするし。
このまま、人使が勝ち進んだら嬉しいなと思いながらステージを見ていた。
何処と無く、このまま終わる気がしなかったから。何か起こるような、そんな気がしたんだ。
すると、ステージが吹き飛んだ。
まさか、洗脳が解けた？そうだとするならこのままだと人使はもしかしたら……。
緑「人使ーっ！
頑張れ！」
気が付いたら、叫んでいた。
不意に、人使と目があった気がした。人使は笑ってた。そのときだった。
ミ「心操君場外！
緑谷君の勝利！」
背負い投げされて、足が場外に出てしまっていた。
急いで下に降りて、人使のところに行った。怪我はしていなかったから、直ぐに会える筈。
思った通り、人使は廊下を歩いていた。
少し、疲れたような顔色でそれでもスッキリとした表情だった。
心「おう。
声、聞こえたよ。ありがとな。結構、驚いた。」
緑「お疲れ様。
人使、あたし、人使がヒーロー科に来るの待ってるから。人使なら来れると思ってる。
だから………」
心「ありがとな。
ああ、絶対にヒーロー科に行ってやる。待ってろよ。俺は絶対にヒーローになるんだ。」
緑「うん。
なれる。なれるよ。」
心「お前も頑張れよ。
応援してるから。」
緑「ありがと。」
そう言ってくれて嬉しかった。
初めて、ちゃんとした友達が出来て、こんな風に話したり出来て幸せだって思った。
応援してくれてる人がいる。
期待してくれている人がいる。
それに、あたしは答えたい。
だから、例え相手が誰であろうとあたしはどんな人にでも勝って見せる。
一人じゃないって思えるだけでどんな人にでも勝てるような気がするから。
だから、あたしは戦うんだ。
何時か、きっとあたしは何者なのかの答えを知ることができる。
戦うことはきっと其の答えに近付ける。
その先に例え何が待っていようとも。
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ミナミ(プロフ) - 読んでくださり、ありがとうございます！変更してみました！後の作品でもそう言うものがあればご指摘ください。ご意見ありがとうございました！ (2020年2月16日 23時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - あ、アンチではなく、意見です。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - こちらをご覧ください。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - http://www.sousakuchannel.com/archives/12204492.html (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - 内容はとても面白いです！ですが、とても読みづらいです。何でもかんでも漢字にすればいいと言うわけではありません。もう少し読みやすくしていただきたいです。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
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