二十九話 ページ31
オールマイトside
緑「あたし……あたしは…誰かたった一人でもいいからあたしを見て貰えればそれでいいのよね、きっと。
一人は寂しいわ。凄く。
昔は兄さんが幸せだったらよかったわ。あたしが兄さんの望みを絶ってしまったから。
でも……それすら意味がなかった。
あたし…あたしは、どうしてここにいるの？生きているの？誰にも認識すらして貰えないのに。
こんな世界があたしは嫌いなの！
だから、だからッ！思いっきりぶっ壊したい！あれも此も、みんなみーんなぶっ壊して見たいの！」
オ「…駄目だ、君は其方に行ってはいけない。
そっちに行ってしまったら、取り返しのつかないことになる。君は、もう戻れなくなる。」
緑「…それもそうなのかしら。
これ以上見られなくなったら、機械にすら認識されなくなるのかしら。
もう、自動ドアとかは反応しないものもあるけれど。
ここにいたとして……あたしは何を得られるの？あたしの望むものを得られるの？」
未だに狂喜的な笑顔を浮かべてこちらに問うた。
彼女はずっと求めていたのだろうか。今、彼女が出した問いの答えを。
自分は何のためにあるのだろうか、自分は必要なのか、自分は何者なのか。自分は何故人に認識して貰えないのか。
根「…それは君次第なのさ。
君が望めば手にはいるかもしれないし、望んでも努力しなければ手にはいらないだろう。
君は何者でないだけなのさ！君は何者にでもなれる。君が望む通りに。」
緑「…あたし…あたしは……。
ガァッ！あ¨あ¨ぁぁッ！！」
異変が起きた。
首輪から何かされたのだろうか。しきりに外そうとしている。
首輪が原因なのは明らかだが、首輪を外すにしても近寄ることが困難な程に個性が暴走してしまっている。
リ「…相澤！」
ドサッ
彼女が地に落ちた。
リカバリーガールの治癒でなんとか一瞬気が付いた相澤君が個性を消していた。
オ「…A少女！」
彼女に近寄り、首につけられている首輪を壊してはずした。
幸い、頸動脈と神経はそれていたようで、其処には電流が流れている痕が残されていた。
すまない。
助けられずに、ここまで苦しい思いをさせてしまって。
微かに薄くなった少女は担架に乗せられ、救急搬送されていた。
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ミナミ(プロフ) - 読んでくださり、ありがとうございます！変更してみました！後の作品でもそう言うものがあればご指摘ください。ご意見ありがとうございました！ (2020年2月16日 23時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - あ、アンチではなく、意見です。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - こちらをご覧ください。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - http://www.sousakuchannel.com/archives/12204492.html (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - 内容はとても面白いです！ですが、とても読みづらいです。何でもかんでも漢字にすればいいと言うわけではありません。もう少し読みやすくしていただきたいです。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
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