九話 ページ11
Aside
その後、一段落した後時計を見てみると夜の九時を回っていた。
相「そろそろ帰った方がいい。
遅くなったら家の方が心配するだろうし、心配ないかも知れないが受験勉強もあるだろう？
それと、何故倒れていたんだ。」
根「無理に答える必要はないのさ！
只、君の怪我が酷かったこととタイミングでリカバリーガールが助けられないこともあるのさ！
ここについた直ぐも治療が出来なかったのさ。
もしもの場合を考えての事なのさ。」
緑「……階段から…落ちた、だけです…。」
言いたくなかった。
この怪我なら、階段から落ちたと言ってもまだ誤魔化しが効くと思った。
迷惑になるだろうし、たかが特待生として受験する受験生。
あたしが受かるっていう絶対の可能性は無いし、そもそも、きっと忘れられる。
あたしはそう言う人間……否、バケモノだ。
根「…そうなのかい、気を付けるんだよ。
相澤君、今の時間帯で一人で帰すのは危ないから送っていってあげてくれるかい？」
相「分かりました。
んじゃあ、緑谷。着いてこい。」
緑「へっ、あっ、は、はいッ！
えっと……ありがとう…ございました」
そう言ってお辞儀をして、洗濯していただいた服を受け取って、今着ているものはあげると言われて。
そうこうしている内に、車に着いた。
相「…緑谷、飯食ったか。」
緑「…まだ……です。」
そう答えて、車の助手席に座った。妙に緊張してきてしまう。
誰かの車に乗るだなんて、初めてだった。
移動は大抵電車かバスだったし、車の時は忘れられるからあえて乗らなかったし。
相「んじゃ、家まで時間あるから食っとけ。腹の足しにはなるだろ。」
そう言って渡されたのは、ゼリー。
よくある、栄養食品のあれ。
受け取って隣を見るとヂュッと音がして一気に全部無くなっていった。
何も見なかった事にしよう……。
緑「…あ、ありがとう…ございます。」
相「ん、どーいたしまして。
ベルトしとけよ。」
蓋を開けて食べて見ると美味しかった。
なんだろう、この感じ。
くすぐったくって、凄く、凄く嬉しい。
誰かに、優しくしてもらうってこんなにあったかい気持ちになるんだ。
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ミナミ(プロフ) - 読んでくださり、ありがとうございます！変更してみました！後の作品でもそう言うものがあればご指摘ください。ご意見ありがとうございました！ (2020年2月16日 23時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - あ、アンチではなく、意見です。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - こちらをご覧ください。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - http://www.sousakuchannel.com/archives/12204492.html (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - 内容はとても面白いです！ですが、とても読みづらいです。何でもかんでも漢字にすればいいと言うわけではありません。もう少し読みやすくしていただきたいです。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
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