四十一話 ページ43
Aside
マ「なんじゃこりゃぁぁぁ！！
どうなってんだこれ！？凄い勢いの風が吹き荒れたかと思ったらステージ半壊って！？」
ずっと、風を上手く操る練習をしていた。
暴走してしまうのは、分かっていた。風で何もかもを切ることが出来るのも。
だから、ずっと……練習していたんだ。
威力をあげて、空気の流れや気体を操る訓練もしてきた。今が使うときだ。
爆「まだまだだ！！
こんなんじゃあ俺は倒せねぇぞ！」
緑「ッ！わかってる！」
かっちゃんが構うことなく爆破してきた。かっちゃんは意外と繊細に動く。
だから、不意打ちにもある程度対応できるしだからこそ油断はできない。かっちゃんも本気なんだから。
かっちゃんが手を此方に向けた。
来る。あの大爆発が、来る。
咄嗟に判断した。
周囲の空気の圧力を固め、壁を作り威力を最小限に押さえる。
あの大爆発はかっちゃんも大分疲れるはずだ。なら、その時を突く！
爆「うおりゃぁぁ！！クソが！！」
緑「うあぁぁぁぁ！！！」
ドガァン
爆発音が聞こえると、その瞬間あたしは
かっちゃんはどうやら見た感じでは場外に出ていて気を失っているようだった。
ミ「爆豪君、場外！
緑谷さんの勝利！」
マ「これまでにここまでの戦いがあったか！？
一年生、決勝戦にて勝利したのは緑谷A！！初の特待生が優勝だ！」
割れんばかりの歓声が聞こえてきた。
勝ったんだ。
一位だ。
優勝したんだ。
ふと、実況席を見てみると相澤先生が満足気な顔をしてこっちを見ていた。
嬉しかった。
あの瞬間。
あたしは…何もかもを忘れていた。
かっちゃんがあたしに声をかけたから。
母さんも兄さんも、みんな何もかも忘れたからここまで出来たんだ。
複雑だと思った。
この力を好きだと思ったことはない。兄さんにあるべき力であたしには必要なかった。
使わなければいけなかったから使っただけで、使いたかった訳ではない。
あたしの存在を認めないから母さんはあたしを認識できないことは分かっている。そうしたくないのも。
何時か、何時か母さんに認めてもらえる日が来ると。そう、信じて。
今は、走るしか無いのだと思った。
例え、嫌われていても。拒絶されようとも。あの人と何時か向き合おう。
今はできなくともいい。
その日は、何時かきっと来る。
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ミナミ(プロフ) - 読んでくださり、ありがとうございます！変更してみました！後の作品でもそう言うものがあればご指摘ください。ご意見ありがとうございました！ (2020年2月16日 23時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - あ、アンチではなく、意見です。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - こちらをご覧ください。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - http://www.sousakuchannel.com/archives/12204492.html (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - 内容はとても面白いです！ですが、とても読みづらいです。何でもかんでも漢字にすればいいと言うわけではありません。もう少し読みやすくしていただきたいです。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
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