二十二話 ページ24
爆豪side
今日、Aが風邪で休んだ。
嘘かと思って確認をとったが本当だったらしい。酷い咳と声で電話に出てきやがった。
今日は初めてのヒーロー基礎学でコスチュームを着て対人戦闘をする。
俺の相手はくそデクだった。
出「勝って…勝って越えたいんじゃ無いか！バカヤローッ！！」
そう抜かしやがった。
あいつの事を双子の癖に何も知らねぇで、見もしねぇで……！
爆「んだと……！？
あいつの事を知りもしねぇで…そんなこと抜かすなや此のクソが！！
ずっと……ずっと彼奴は泣いてたんだよ！お前が無個性って分かってから！
個性を持つのには兄さんが相応しいのに何でってな！
お前はどんだけ彼奴を傷つけりゃあ気がすむんだよ……！あいつは……Aは！俺が護る！！」
俺はデクに負けた。
ついこの間まで、俺の後ろを歩いてた奴が、ずっと後ろを歩いてりゃいいものを…
そうすりゃ、あいつもましだっただろう、くそデクに気ぃ使わなくなって笑うようになったかもしんねぇのに。
あの日からあいつは笑った顔を俺は見たことがねぇ。
思い出すのは泣き顔ばかり。それも決まって、デク関連で泣かされたときとかだ。
俺は……！！
とっとと帰ろうと正門に向かう。
出「かっちゃん！」
くそデクが追いかけて来やがった。
これは授かったものなんだやらなんやら意味のわかんねぇ事を抜かしてやがる。
言い返してオールマイトが来たが別の事に気をとられた。
Aが来ていた。
爆「…おまっ、何でここに……」
緑「個性使えば……治すのは簡単なの。…知ってるでしょ……。
ここに来たのは…暇だったし……」
そう答えるとAはとっとと歩き始めた。何かあったのか、様子が変だった。
爆「おいッ、待てよ！」
緑「ッ、何？」
少し驚いたようにこっちを振り返った。
髪が風になびいて、綺麗に揺れていて。柄にもなく綺麗だと、思った。
爆「俺だって病人一人で帰らすほどじゃねぇよ。
送ってくから乗れ！」
そう言って屈んだ。
こう言うことをする柄じゃない。でも、こいつ足がふらついている気がして一人で帰らせる訳にはいかなかった。
緑「……背中に？」
爆「それ以外何処があんだよ！！
乗れ！！！」
Aをおぶさると、身体が小さいと思った。
矢張、守りたいと思った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1111人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ヒロアカ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミナミ(プロフ) - 読んでくださり、ありがとうございます！変更してみました！後の作品でもそう言うものがあればご指摘ください。ご意見ありがとうございました！ (2020年2月16日 23時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - あ、アンチではなく、意見です。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - こちらをご覧ください。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - http://www.sousakuchannel.com/archives/12204492.html (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - 内容はとても面白いです！ですが、とても読みづらいです。何でもかんでも漢字にすればいいと言うわけではありません。もう少し読みやすくしていただきたいです。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
