検索窓
今日:8 hit、昨日:15 hit、合計:64,660 hit

十一話。 ページ12

Aside

 

「…敵襲だ!!
海軍が来たぞ!中将が乗ってる!!」

 
海軍か。
変な音がすると思ったら。別に私は賞金首ではないけど、まぁこっちに武器向けたら戦うか。

 
「…何をすればいい?」

 
「え、Aは一応客人?だしなぁ。
ちょっとナースたちのところに行ってて。奥の部屋だから海軍も滅多にいかないよ。

バレたら面倒になるでしょ?」

 
「じゃあ、そうさせてもらう。」

 
日輪刀を腰に差してハルタに教えてもらった通りにナースさんたちの部屋に向かった。

もう沢山の人が避難している。

 
「…あ、A!
こっちに来て、ここはそれなりに安全だから!」

 
「ええ、隊長や他の人たちが守ってくれるし!それに私たちだってある程度は出来るもの。」

 
「…ある程度?」

 
「…ええ!
こっちに来たら麻酔を射って動けないように毒を入れるわ!

ああ、皮膚が爛れる薬品をぶっかけるのもアリね!」

 
と、ニーナがいった。

納得していると中には何人か震えている人もいた。

戦い慣れはしていないだろうし、この船には女の人で戦闘員はいないと聞いた。この奥にまで来るのなら手練れだろうし怖くないわけがない。

家族はくだらないと思う。

でも、乗せてもらっている以上は私も出来ることをしなければならないし、私もそもそもは守るために鬼殺隊にはいった。

今は、鬼を殺し鬼を無くすために戦っているが。

 
奥の方で戦っている音がする。

楽しんでいるような感じだな。耳栓をとるか?聞こえた方がいいだろうし。

そう思って耳から引き抜いたとき、こちらに近づいてくる音を聞き取った。

 
「…あの、後ろに下がって。
私の間合いの中なら守れるから。」

 
ナースさんたちも誰か来るのは感じたのか後ろに下がってくれた。

まぁ大丈夫だ。

鬼を相手にしているのだから、たかが海軍などに負けない。音は少し手強そうだけど。

 
バァン

 
「…おおっ、女ばっかじゃねぇか!
こいつらを人質にとれば、白ひげの首も夢じゃねぇか!」

 
「…死ね塵屑が。」

 
久しぶりに鬼と同じくらいの塵に会ったな。

人質をとるとかじゃなくて正々堂々戦えよ。とかなんとか思いながら刀を抜くと相手は鉄砲だった。

少々分が悪いが問題ない。

 
「頭を守って。
体をなるべく小さくして固まってください。」

 
そう早口に伝え、放たれた銃弾を切った。

刃溢れしかねなかったので覇気を纏いながら。こいつの動きが速い。

なるべく早く済まさないと。

十二話。→←十話。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (66 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
138人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています (2022年11月9日 10時) (レス) @page28 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 面白いです!続き楽しみに待ってます! (2020年11月28日 23時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 続き楽しみです! (2020年11月12日 8時) (レス) id: 5b21830898 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白亜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年9月26日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。