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キーンコーンカーンコーン。
川西「出席とるでー！周りおらんやつ誰やぁー？」
男子1「稲ちゃんの片割れおらんやん」
川西「え、なんで？」
男子2「先生、知らんの？」
川西「朝普通に見かけたけど、なんでおらんのやろ？」
コンコンコン。
河井「ちょっと来て！」
女1「キャーー！！！河井先生♡♡」
川西「どないしたん？」
河井「稲田がおらん」
川西「え！！待って、Aもおらんねんよ！」
河井「どっちかが体調崩して保健室行ったとか？」
川西「やったら全然ええんやけどなぁ。見に行こっかな。」
河井「俺、まとめてSTしとくから、おらんかったら言うてきてな」
川西「了解！」
Aside
遡って、朝のST開始前。
いつも通り稲ちゃんと登校して、靴箱の所に、紙が置かれていた。開くこともせず、すぐさまポケットに入れ、
稲田「A？どうしたん？」
A「いや、何もないよ？」
稲田「そーお？」
階段を上がった時にやっぱ気になったので、すぐ近くのトイレに駆け込んだ。
A「ごめん、稲ちゃん。トイレ行っていい？」
稲田「おけー、待っとくわ。」
気になって仕方なかった紙を開くと、そこには･･･。
下記に書いてある場所に必ず来い。さもないと、あんたの彼氏、めちゃめちゃにしてやるよ？
A「ちょっ！絶対だめだよ、こんなの！どうしよ。稲ちゃんに上手く言って何とか行けたらいいんだけど･･･。」
稲田「A、急げ。後、2分。」
A「ごめん、稲ちゃん。やっぱり私、行かなきゃ行けないとこあるから、先教室行ってて？」
稲田「こういうのは、複数で用事済ませた方が早い気が･･･」
A「ほんとに大丈夫だから！ね？」
と、ダッシュで駆け込んだ。
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作成日時：2021年6月7日 22時
