貴方が好きなの！！和牛川西 2 (ページ32)

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「彼女が助けるんだー。協力プレイ？いいなー。」

A「はぁ？賢志郎と遊びで付き合ってたらここまで来れてへんよ。私は、1人の先生として、1人の男として、好きになったの！あんたみたいに暴力的に手を出すとか、ハメは1ミリも外していない！生徒に対して真摯に向き合って、生徒や他の先生たちからの信頼度も数学を教えてくれるのも、お前より何百倍も賢志郎の方が上だよ！何事にも一生懸命で、困った時には頼りやすい、優しい先生で、生徒を第1に考えてる彼の何が悪いのよ！教えてよ、何が悪いの？｣

川西「A……。」

「俺が知るかよそんなの。でも結果的に部外者じゃん。何が悪いかは校長に聞いたら？どの道、俺は今日で教師やめるよ。目的が果たせたからな。彼女のおかげで笑｣

ガラガラガラガラ

川西「ゆずる」

河井「STは俺がまとめてやったから、賢志郎、明日から復帰やで。お帰り！｣

川西「え、どういうこと？」

河井「俺ら職員室でこの様子をモニタリングしててんよ。Aの話や賢志郎の話、俺と水田が賢ちゃんが戻ってくるためにひたすら説得して、了承さっき貰ってきたで。STで1組の子達に賢ちゃん戻ってくることを伝えるとみんな喜んでたから、賢ちゃん皆から愛されてるんやなってすごい思った。この学校の今の3年1組の担任は、間違いなく川西賢志郎やで。｣

A「ゆず兄、ほんとありがとう！！」

川西「よっーし。また1から頑張りますわ！」

「ま、そういうこと。ほな俺帰りまーす。｣

あの謎男は一体なんだったんだ？襲った経緯を知らないまま一件落着となった。