28 ページ28
そしてゆず兄が開放された時にはやっぱり私のところに来て
河井「今日はAと補習やな。今の光景が賢ちゃんやったらA黙ってへんやろ？」
A「うん、さっき考えただけでゾッとしたもん｣
河井「でもクラスの女子たちは賢ちゃんも好かれてるんやないん？｣
A「それはそうなんだけど、うちのクラス、幸いにゆず兄と、兼近先生のファンが多いよ？｣
河井「俺のクラスと真逆やわ、うん。｣
A「稲ちゃんも言ってたよ笑。ゆず兄のクラスの女子、ほぼ賢志郎のファンなんだね」
河井「ホンマに、逆やったら大変やったかもやな」
A「ホントだよ！良かったねお互い笑」
こういう、たわいもない会話。なんで学校で、賢志郎とできないのだろうか。
その日の夜。
A「賢志郎……?!｣
川西「どーしたんA。｣
A「寂しいよ……。」
川西「そうやんなぁ。俺だってAとおられへん時間寂しいで｣
A「学校、賢志郎いないと楽しくない。今の担任の先生嫌だ｣
川西「なんか、あったん？｣
A「今日の昼休みに起こった出来事なんだけど……。｣
今でも思い出しただけで悔しくて。昼休みにスキンヘッドの横に広い怖そうな先生が今の担任なんだけど、呼び出されて。
先「お前、確かAって言ったな｣
A「そう……ですけど、なにか。｣
先「お前、川西先生と付き合ってたんだってな？今もなのか？｣
A「そうですね。今も付き合ってますけど｣
先「あの女たらしがついに生徒に手を出すとはな。騙されてるよ君。もうアイツは居ないんだから｣
A「誰からそんなこと聞いたんですか？｣
先「誰だっていいだろうがよ。さっさと別れろよ。別れないとどうなるかわかってるか？｣
A「どうなるって…そんなの…おかしいよ｣
ギャッ！！！！！髪の毛を引っ張られて、しまいには、唇を奪われそうになった。
必死に抵抗したけど、勝てる訳もなく結局奪われてしまった。
その後、何も無かったかのように先生は去っていった。
なんで？なんで賢志郎じゃなく、こんな人が担任なの？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「お笑い芸人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2021年6月7日 22時
