短編、番外編

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「すごーい！

なんかたっくさんあるけど…ありすぎてどれがいいかわかんない…」


じゅりが連れてきてくれたスポーツショップは、広すぎなくて でも商品はたくさんあって凄く見やすい。

じゅ「んー、車イスバスケの事は俺は正直あんまわかんないんだけど、
リストバンドとか、ドリンクボトルとかその辺は？」

さすが、持つべきものはじゅり様(2回目)

ドリンクボトルいいなーってみてたけど
晴人が身につけてくれるかなって思うとやっぱりリストバンドかなー？

色も沢山あって可愛いー！


じゅ「A、顔にやけてんぞ…

良いのあった？」


「にやけてないよ！

ねぇねぇ、これどうかなー？晴人に似合いそうかなって」

ワンポイントに某スポーツブランドのマークが刺繍されたブラックのリストバンド

じゅ「いいんじゃね？晴人好きそうだし
黒なら使いやすいしいいんじゃん？」

「じゃあ買ってくる！！」

プレゼントラッピングもして貰って
お店を出た。晴人喜んでくれるかなー？


じゅ「もう帰る？晴人連絡待ってんじゃね？」

「んー…じゅりは？まだ時間大丈夫なんだったらお茶しない？
少しだけど、お礼させて？」


じゅ「ん、俺は時間は全然
そんな大したことしてないけど、いいの？」

いーのいーのって、駅前のケーキ屋さんに来た
この間晴人と一緒に来て美味しかったんだよね〜♪

学校の事とか、晴人の事とか、じゅりの兄弟話とか色々話した
学校でも良く話す方だけど こんな風に外で話すとまた新鮮でついつい色々話しすぎちゃった

じゅ「A時間大丈夫なの？
そろそろ晴人に連絡しとけば？」

じゅりにそう言われてハッとして時計を見たら思ったより時間が経ってた。
携帯を開くと、"まだ樹といんの?"
ってメールが入ってて、
慌てて晴人に"そろそろ帰るね"ってメールしたら、すぐに電話がかかってきた

晴「今どこいんの？」

「えっとね、こないだ晴人と来た駅前のケーキ屋さん。これから出ようと思ってて」

晴「今から迎えに行くからそこで待ってて」
って電話が切れた

じゅ「晴人なんて？」

今から迎えに来てくれるらしいって話すと
じゅりが苦笑いしてた

"あいつすげーな"って

すごいってなんだ

じゅりが一緒に待っててくれるって言うから
お会計だけ先にして話しながら待ってた

カランカラン

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